2013年10月23日水曜日

EEEBox EB1021 を半年使ってみて

総括

総括としては銭失い的な何かであった。

 私用パソコンとして 5月に EEEBox を就役させた。アウトレットで買った機体のHDDをSSDに差し替え、メモリは8GB に変更。通常使う分には問題もないはずと思っていたのだが、事業用(法人として買った仕事用の)ASUS UX31E と比べ、かなり見劣りがする。そんなに違わないだろうくらいに思っていたが、予想に反して雲泥ってなかんじ。

 先代の私用パソコン Thinkpad X200s と事業用の持ち出しマシン Acer 1410 、これにUX31EとEB1021の四台を比べると、EB1021はX200sを下回り、一番非力だろうと思っていた ASPIRE 1410とどっこいどっこい - というのが体感である。

 これら四台のパソコンについてWindows エクスペリエンスのスコア、内蔵されているCPUとメモリの状況を下表にまとめた。いずれも Windows7 SP1 (64bit) マシンとしてあるのでスコアを比較しても問題はなかろうと思う。

ASUS ZENBOOK
UX31E
Lenovo Thinkpad
X200s (7465CTO)
ASUS
EEEBox EB1021
Acer
Aspire 1410
プロセッサ 6.9 5.7 3.9 3.9
メモリ 5.9 5.8 4.9 4.8
グラフィクス5.64.13.73.2
ゲーム用グラフィクス6.33.45.53.2
プライマリハードディスク5.95.97.25.8
CPUIntel Core i7 2677M Intel Core2Duo AMD E-450 Intel Celeron SU2300
MEMORYDual-channel DDR3
665MHz 4GB
Dual-channel DDR3
531MHz 8GB
DDR3
667MHz 8GB
Dual-channel DDR2
398MHz 4GB

X200s と ASPIRE 1410 のディスクはハードディスクで、X200sには(まったく流行らなかった) Intel Turbo Memory 用の半導体ストレージを組み込んである。

 ZENBOOKのディスクのスコアなどは、ハテ?と思うのだが、それはさておき...

 体感上、EB1021はASPIRE 1410 といい勝負と書いたが、DISK I/O とは余り関係のなさそうな処理での応答の悪さが目につく。たとえばブラウザのレンダリング完了待ち、それ以外のアプリケーションでも画面の書き換えが遅い。使ってみるに EB1021 に対する俺の評価は『極めて不満』である。いつまで経っても私用パソコンの置き換えが進まない。EB1021はファンレスであるせいだろうか、CPU温度も上がりがちである。X32, T60p, T61p と発熱には悩まされた Thinkpad ではあるが、X200sは打って変わってであって、むしろぬるめですらある。A1410 のCPUはさすがに発熱が抑えめになっており、特に負荷をかけていない時の温度は一番低い。負荷をかければ急に熱くなるけれど。


EEEBoxは、CPUの非力さやDual-channel 非対応を考慮せず、「最新だし、仮想マシンで運用できるだろう」くらいに思っていた。実際にそのような準備もしてあるのだが、物理マシンのスコアが上のとおりで、その上に仮想マシンを置いて使おうという気にならないほど応答が悪い。

 本体だけでなく、増設メモリ、換装SSD、 DSP版Win7 に金をかけたわけだが、結果としては失敗であった。静音であるには違いないので、用途次第では...なのだろうが、自分の目論見からは大いに違っていた。

 これらの中で言えば、USB2しかないわ DDR2 だわでなんともなぁと思っていた ASPIRE 1410 がことのほか良かったように思う。キーボードのタッチ感はいただけんのだけれど。


 ってな記事を書いた後に、Lenovoの中古の専門店からの広告を目にした。X201sを2割下げると書いてあった。筐体サイズにしては画面がでかくてありがたいのだが、毎度のごとく中古の割には強気の価格設定だなぁと思った。いわゆる美品相当のものが出まわらないのも特徴的。半額だったら買うけれど...という水準ではある。

部分入れ歯と再手術

 数年前から右上が部分入れ歯。二年ほど前に金具を掛けている歯を抜歯することになり、それ以来二代目を使っていた。二ヶ月ほど前に一番奥にあたる部分が割れた。ここ二ヶ月ほどかけて三代目の就役となったのだが、骨が隆起して歯茎の肉が薄くなっている部分にあたって、噛み込むと痛い。初回調整で直してもらったが、まだ少し痛む。

 担当の歯科医師にどうしたものかと問うてみた。「あたる箇所をこれ以上薄くするとまた同じ箇所で義歯が割れる。あたる箇所を切開して下にある骨を削る手術をすることになる。」という答えであった。対処法は合理だと思う。だが、自分がその手術を受けるとなると、いささか以上に腰が引ける。

 今回手術をしたにせよ、使い続けるうちに強く当たる部分の歯茎が痩せる可能性や加齢による影響もあって再発し、ふたたび切開して骨を研削する可能性もある―とのことであった。今回削ればそれで終わりということでもないとのことでもある。その分、余計に腰が引ける。

 現在の担当の歯科医師が言うには、俺は噛み合わせが悪いうえに、(歯のヘタリ具合からしておそらく)噛む力が強いのだともいう。それらの相乗効果で余計にいろいろ不具合が出る―という説明をしてくれた。

 歯ぎしりがひどいはずだとも言われたが、一人暮らしであるうえに、ここ十年以上にわたり寝床を共にした者もない。歯ぎしりについては確認できないままである。

 成人してから30年の間におそらく10人強の歯医者に診てもらったと思うのだが、『噛み合わせが悪い』『噛む力が強め』と指摘したのは彼が初めてである。それが適切な診断であるにせよ、今となってはどうしようもない感じではある。

2013年10月22日火曜日

Everything File Search が Windows7 で空のリストを返す。タスクスケジューラでの起動に変えて解決できた。

2013-11-09 追記

 以下の対応で Everything をログイン時に起動させた場合に

  • 『ようこそ』画面の後、デスクトップが正しく表示されず、のっぺらぼうのままかタスクバーだけしか表示されず、explore.exe がイベント AppHangB1 を残してクラッシュする。
  • 起動とログインを繰り返すと問題なくデスクトップが表示され、障碍はランダムに発生するかのように見える。

といった症状が発生する場合、セーフモードで起動後、Everything のログイン時の起動指定を解除することで障碍は解消するかもしれない。(障碍原因の切り分けと再現性の確認は2013-11-09時点で取れていない。) AppHangB1 でウェブ検索をすると、対処例を見つけることができる。幾つかの記事の内容を確認したが、つまりは、explorer.exe 起動時に実行されるプログラム(シェル拡張等)の干渉によるクラッシュであるとして対処法が示されていた。


概要

Windows7 において、Everything File Search で "Start Everything on system startup" を on として運用開始した場合、特定のドライブに格納されたファイルを検索できないことがある。

 タスクスケジューラーを使い『ログオン時に管理者権限で実行されるタスクとして定義する』ことで、ファイル検索ができるようになった。

実施手順については "Windows7 管理者権限 スタートアップ タスクスケジューラ" といったキーワードでGoogleから探し出すことができるが、留意すべきは、

  • 『全般』タブでの管理者権限での実行指定
  • 『トリガー』タブでのログオン時起動指定
  • 『条件』タブでの電源種別による起動抑止指定(の解除)

といったあたり。


状況

 ASUS UX31E。外付けHDDを一台つけ半ば固定機のように使っている。OSは、Win7 Pro SP1 (64bt). プリロード版 Windows7(64bit) Home を anytime upgrade で Professional としてある。

 あるファイルを探す必要があったので、XPでも使っていた Everything(http://www.voidtools.com/)を使うことにした。インストール後最初に起動したときはUACのポップアップが出たが、特段の問題はなく検索できた。以降使うために Everything のオプション [General] セクションの "Start Everything on system startup" を on に指定しておいた。爾来、常駐プログラムとなった。

 後日、Everythingを再度利用したのだが、検索結果が空であった。空であるのは、組み込みのSSDに対してのみで、外付けHDDをについては検索結果を返す。作業用のユーザーは Administrators グループに加えてある。

 Everythingの本家のサイトのFAQ" その 5.Troubleshooting - 5.2. The result list is empty" の項を読む。そこに示された手順のうち、USN Journal 関連の指定ができない。検索できないドライブについては、Everything の Index の設定のうちの Setting for < drive_name > のペインにある Enable USN Journal のチェックボックスが外れているだけでなく、チェックボックス自体が dimm 状態になっており、触れる事もできない状況であったからである。

 当初、権限周りの可能性も考えた。しかし、初回はうまく動いたし、Everything の代替として FileSeeker 3.1.1 を使えば、存在するファイルの検索は可能。一方、Everthing 導入後、SSDに関するチューニング(「Windows7をSSD で利用する際に遣っておけ」的チューニングの類)を実施しており、ドライブごとのインデックス指定の設定(コンテンツにもつける・つけないのアレ)や Windows Search を更新の抑止したりもした。そういった経緯から『SSDには不要な・非推奨の処理の抑止』のどれかが干渉しているのかとアタリをつけ、試行錯誤を繰り返した。(結果としては無駄足だった。)

 コマンドラインツールの FSUTLで、USN Journal へのジャーナリングが行われていることを確認するに至り、やはり UACかと考えを改める。起動時の管理者権限実行について再度検索し、その手の how-to 記事を見つけた。そこに指定されたとおり、タスクとして定義たうえで起動時(今回はログオン時)に管理者権限で実行する属性を与えることで、正しく動かすことができた。

2013年9月29日日曜日

TOEIC 受験と怠惰であることの再確認

資格・試験 と これまでの俺

   ハローワーク訪問の後に考えた。「次」のためには、職業訓練なり何らかの資格取得が必要だろう-と。もともと資格取得に熱心ではなく横着でもあった。必要性もなかった。今となっては大学院の頃に(つまりは四半世紀以上も前のことになるが)危険物取扱者の資格取得をしなかったことが悔やまれる。

 これまでの生業 - 情報技術系のそれであるが、2005年だかそこいらにマークシートだけだからと情報セキュリティ管理を取り、同じ頃CISMの試験も通った。後者はPDE取得が邪魔臭い。セキュリティ関連の仕事を請けるようになってからでも..と思っているうちに五年が経ち、資格取得期限を過ぎてしまった。その前の2003年ころには技術士(情報工学)の一次には受かったのだが、能率協会あたりの指導コースで悪筆を酷評されたことを契機になんらかの論文をでっち上げるのも面倒だと放擲してしまっている。

 いずれにせよ、ITの系の資格では「今後」の役には立たないように思うので、それはそれで良し。しかし、もっと早く次を考えていればと悔やんではいる。2006年に老眼を自覚するようになっていたが、その後、左右の目でピントを合わせやすい距離の違いが顕著になり本を読みすすめることに支障を感じるようにもなっている。加えて、ここ二年で随分頭が悪くもなっている。いちどに扱える事象の量が減るとか、スピードが遅くなってもいる。集中力がない、しばしば早合点、錯綜気味の説明 - と、もともとのダメさに加えて、そういうことが起こっている。その前に手を打てば..とおもったが後の祭り。

どこに向かうと決めかねてもおり

 ハローワーク訪問の数日後、8月の18日に TOEIC 試験を受けることにした。どこに向かうと決めかねてもおり、一番ハードルの低そうなところで試してみるか-と思ったためでもある。本日9月29日が試験日であった。前回は1993年末の受験であり、二十年振り三回目のTOEIC受験である。前回の内容はよく覚えていない。東京水産大学で受験すべく品川駅からちんたら歩いたことを朧に覚えているだけである。

 蛇足:案の定というべきか、先月半ばからすでに一ヶ月も経っている現時点でまだ考えあぐねている。これまでの人生で、積極的に狙って何かして碌な結果になった試しがなく、適当に巡り合った何かのほうが得てして良い結果でもある。はたからみて、真剣味がないということになろうが、まちぼうけの話 - 守株待兔 - のほうが良いんでないのかな?という気はしている。いわゆる茹で蛙状態ではある。

試験にどう取り組んだか

 本題つまり試験にどう取り組んだか - であるが、やる気があったのは参考書を買うあたりまでであった。ウェブで申し込んだ後、amazon で公式問題集と書評のヨサゲなもう一冊を購入した。そのあたりでやる気終了である。

 公式問題集を開いたのは実に試験二日前のことであり、それも斜め読みしただけであった。正直言って買わずとも良かったと思う。もう一冊の方は一週間くらい前に開いていたが、最初の二章を読んでしばらく放置。一週間くらい前にいやいやながら Part3対策を半ばまで読んでまた放置といった塩梅であった。

 出題形式や時間配分への“慣れ”の形成。反復練習による知識定着-を以って得点の向上に資する目的で入手したはずなのだが、まぁ良いや、対策しなきゃしないで、as-is がわかるわけでそれはそれで良し - などと言い訳めいたことを考える次第である。加齢による馬鹿化が進行していることを直視せずという塩梅であった。尤も、小学生の頃から「夏休みの宿題は始業式の二日前から始めて始業式の翌日か翌々日に遅れて提出」であるが..。

試験は…

 受験会場は國學院大學の渋谷キャンパスであった。特段コレということもなく到着した。

 前半の聞き取り。集中力が切れて聞き取れない例が六回ほど、聴き取れた!と思ったものの選択肢のどれひとつとしてピンとこない例が四回ほどあった。後半の読み取り。読み取り最初の Part5 がなかなか進まない。何度も同じところを読み返してしまっていた。予め時間配分を確認してもいないのに、なぜか「このペースだと多分読み取りの 2/3 も埋めらんない」と直感し「考えるな。感じるんだ。」みたいなノリに改めた。

 ノリを変えたところ、Part6 を終えた時点で『あっ?思ったより早めかも?!』と認識。Part7 終了段階で『そうでもなかったか』という状態となる。Part8は最終課題の第二問目あたりで何度も行ったり来たりして、『あー、終わんねぇ』と思っていたのだが、最終問が簡単そうに見えたので、そっちからマークし始めたところ、幾分時間の余裕ができた。結果として七分余って全問のマークを終了。残り時間をマーク漏れ、二重マーク、塗りムラのチェックに充てて終了時刻を待った。終了後の退席が可能かわかっていないのだが、少なくとも俺が受験した教室では試験終了時刻以前の退出者は居なかった。

試験会場を後にして…

 ひとつわからない単語があった。受験会場を出たあたりで android 端末を使って調べようとしたのだが、電池切れだった。予備として持参した小型電子辞書も電池切れだった。Android 端末は本来 sleep が効く設定のハズだったのだが、切れていた。ねぐらに帰ってBattery Mixの履歴で確認したところ試験終了前に残量0に至っていた。小型電子辞書はいつもの使い方であれば、満充電後数ヶ月は保つのだが、確かに今回は随分久しぶりに使ったからなぁと思う。参考書入手以降のグダグダっぷりを総括するにはふさわしい〆だったように思い、思わず嘲いが漏れた。

 試験結果であるのだが、存外できた気がし800-840点あたり取れたら良いかもと思っているので、実際には700-750点くらいだろう。今後の資格取得のための勉強-受験のモデル足り得ぬ仕儀であったことだけは確認できた。


2013-10-26 追記

試験結果を本日拝受

 本日、試験結果が郵送されてきた。どこかで返送までに五週間って読んだ気がするのだが、試験日をいれて、まる四週間であった。二十年ほど前の受験結果は、地方税の確定通知よりもまだ細いスリップに印刷されたものだった気がするが、今回はA4一枚に印刷された認定証なるものになっており、9月末のテストの結果と認定証の読み方を記した両面印刷のA4の紙と A4の 1/3 の長3定形封筒のサイズの両面印刷の広告が二枚同封されていた。

郵送された結果から

 スコアを見ると、『存外できた気がした』というのがあたっており、Listening 450, Reading 440 ということで、計 890点だった。スコアとは別に、能力区分 (ability measured) ごとの正答率(percent correct of abilities measured) だろう指標も印刷されていたこれについては後述する。

 現時点では受験者の平均は併記されているのだが、分布がわからない。結果が表示されるだろう公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧にはまだ第183回の情報は公開されていなかった。

 結果について記した紙を読むと、第183回公開テストの受験者総数は約 128,000人となっていた。前述のサイトの掲載情報によれば、昨年九月は122,400人ほど。ここ一年で見ると少ない時には5万を切り、多ければ15万を超えるという受験者数である。団体受験はどうだかわからんのだけれど、ネット申し込みの受験料は5565円であった。今回一回の開催でで 6-7 億円くらいの売上があったわけか...と思うと。大したもんだと思う。他のテストもあるから、年商100億弱といったところだろうか、あるいは周辺ビジネス込だと200億に迫るのだろうかなどと思ったりした。

ability measured と ercent correct of abilities measured

 まずは聞く方。カラムヘッドが英語なのに区分が日本語なのは原資料に準じた対応。

ABILITIES MESUREDPERCENT CORRECT OF ABILITIES MEASRURED
受験者平均
短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推定できる 72 95
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推定できる 70 95
短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる 78 89
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる 62 87

 分布も相関もなしで『平均』だけでの乱暴な議論ではあるが、「短い会話のほうで、要点等々のほうが詳細よりスコアが悪いってどういうことよ?」って思った。『平均的』な受験者であれば七割方程度の理解ということか。俺については、『集中力が切れて聞き取れない例が六回ほど、聴き取れた!と思ったものの選択肢のどれひとつとしてピンとこない例が四回ほどあった。』わけで全百題だから、自分の感覚に近かったたことになる。いつものことだとケアレスミスがあって更に一割減くらいになるのだが、ケアレスミスがなかったのか、たまたま、二重に犯した勘違いと相殺されたかなのだろうかは判らぬまま。

読み取りはこんなかんじ

ABILITIES MESUREDPERCENT CORRECT OF ABILITIES MEASRURED
受験者平均
文書の中の情報をもとに推測できる 55 94
文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる 55 94
ひとつの文章の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる 53 88
語彙が理解できる 63 87
文法が理解できる 65 83

 語彙が理解できるってのはいささか妙な表現でもあるが、与えられた語彙の x % を理解できたという意味にでも採ったら良いのだろう。複数の文書間でちりばめられた ってのも で じゃなくて に だろうと思うのだが、まあそれも良しとしよう。それよりなにより、読み取りテストのスコアが聞き取りテストのスコアより低いということは意外であった。

 普通に日本で暮らしていれば、英語を聴く機会と読む機会を比べれば、読む機会がまだ多い筈。だから読む方に慣れても居るし正答率も高かろう-と長らく思っていた。思い違いだったふうではある。読み取りテストの指標のうちの前三つは後ろの方に配置された問題群に強く関連していそうな特性ではあって、一方、試験時間は制限されている。それゆえ、最後まで辿り着けなければ前三者のスコアは低めになるのは当然という気はする。が、語彙・文法のレベルで結構取りこぼしているというのは驚きではあった。

 TOEIC レベルの英語で、書いたモノ渡しても、三割方以上は取りこぼしているじゃん!ってことだとすると、「何年英語教育をやりゃ済むんだよ?」って思った。日本の英語教育がTOEICに対して最適化されるべきとは思わないが、もうちっとなんとかならんかね。俺も結構取りこぼしてはいるけど。

 俺のスコアは、語彙・文法の正答率より文意の推測の正答率が高い。あてずっぽうがあたった可能性は否めず。読み取りセクション開始後、最初のPart5で「考えるな。感じるんだ。」に改めてもいるのでそれが反映されたのかもしれない。が、確かめようはない。

 TOEIC のスコアはこれらの加重平均ではなく、総受験者の分布を踏まえて各セクション5-495点、総合で10-990点に再配置するようにスコアリングするらしい。だから、試験直後に『存外できた気がし800-840点あたり取れたら良いかもと思っているので、実際には700-750点くらいだろう。』と考えたのは、誤解に基づいた推定であった。正答率が...というつもりで八割から八割半ばという気がしており、生まれながらの早合点によるバイアスが概ね一割強と判断して、七割から七割五分くらいだろうというつもりであった。今回はケアレスミスがなかったのか二重に間違えたか当てずっぽうが当たったかで相殺されたかは定かではない。

おまけ 183回テスト結果・配点

Listening Reading Total
最高点 495 495 990
最低点 5 5 10
スコア平均値 318.9 258.9 577.8
標準偏差 86.4 94.0 172.0

標準偏差を算出してあったけれど、Listening の平均値などはかなり正解率の高い側にあるわけで、正規分布ってことはないだろう気はする。

ということで

 あまり文句も言われそうにない得点となった。たぶん二度と受けることはないだろう。ここから先はTOEIC に特化した対策と訓練が必要であろうし、そういった対策や訓練が、実務・実用の面からして、読む・聞くの二割取りこぼしというのを効率よく改善するとも思えない。直近で英語を使う予定もない。実際問題、この一ヶ月に英語を読むのが面倒くさかったり意味が判らなくて放擲したりということも何度かあったし、未だに英字新聞の類を読むことには困難を感じるレベル。

 それより何より、勉強しない→手痛い結果!→なんとかせなば!とはならず、ヌルい結果になってしまった感はある。実質的には二割がた取りこぼしているわけだけど文句言われないスコアというのは俺の怠惰をそのまま飼っておくには充分なレベル。

 今度こそはちゃんと勉強しなければならない試験、ちゃんと合否判定のある試験を...というところなのだが、何を受ければ良いのやら。

 

2013-11-06 追記

前掲のURLに得点分布が掲載されていたので、得点の階級と階級ごとの頻度をグラフにしてみた。実際の分布を棒グラフで、公表された平均点と標準偏差の正規分布の想定を折れ線グラフで描いてみた。

 こんなかんじ。正規分布には遠く、聞く方も読む方もいくつかの『塊』(あるいは『壁』)があるみたい。聞く方だと、ほぼ満点という領域にそこそこの大きさの塊がありそう。

2013年8月28日水曜日

Thinkpad X32 に取り付けた SSD の不調と故障。結果どうにもならず。

 Thinkpad X32 に Hana Micron の 32GB SSD (モデル H2PM032G-00) を突っ込んでWinXP SP3で使っていた。28日に起動を試みたところ、NTLDRが見つからぬというエラーで起動しなかった。ディスクをUSB接続可能な外付けHDDケースに移し替えて別のパソコンで確認したところ、未署名の128GBディスク扱いになっていた。壊れた模様。SSDの命数が費えたときディスクまるごと逝くということを読み知ってはいる。今回の故障が命数つきてのものなのか、ほかの要因による故障なのか判然としない。が、とにもかくにも、HDDとは違う壊れ方をすることはわかった。

 総稼働時間あるいは総書き込みバイト数を把握していない。ディスク装着が2011年の春。一日のうち 1/3-1/2 程度稼働させておりファクシミリ兼dynamic DNS のレジスト用クライアントとして、また、(立ち上げっぱなしなので作業用メイン機を立ち上げてないときなど)ウェブブラウジングにも利用していた。ファクシミリは一年に一回か二回受信がある程度だった。また、当該のパソコンには電話の近くにおいてあり、作業用のメインPCからはリモート接続することがほとんどであった。ついでに言えば、SSD用の様々な調整はPREFETCHを切ったくらいであった。

 起動できなくなる直前の状況は『あ、やばそう』というものではなかったが、HDDとは違うわけで、何やら予兆を把握しておきたいところではある。

SSD故障の予兆(かもしれなかった)こと

 振り返れば『あれが予兆だったかもしれぬ』という事象はあった。八月に入ってから、Explorer やファイル操作の類で突然応答が途絶えたので見に行ってみたらパソコンの電源が切れていたということが数日の間に四回か五回発生した。その際、Windows のイベントログにはそれっぽいエラーはなかった。ディスク関係のドライバから出た風情のエラーだけでなく、informational だけが続いているということもあった。暑い日が続いており、当該パソコンの置いてある部屋のエアコンが壊れてもいるため、熱暴走でシャットダウンかなぁくらいに思っていた。

 また、同時期に、マウスクリックやキーボード入力への応答が著しく遅れる現象も起きた。SSDのプチフリーズの類だとは思ったが、いつになく極端だなと思った。これは数日の間、ときおり発生した。これが解消したのちに、前述の突然のシャットダウンが一回あって復帰した。

 antivirus のスキャンでも特段問題は検出されず、何が悪かったかのかくらいに思っていた。二週間ほど普通に動いており、そして突如二度と起動しなくなった―という塩梅であった。

で...

 SSDを使うのであれば、日々のバックアップをどうするかについては考えどころっぽい。メイン機であるT61p ではSSDを使っているが、書けなくなってもしばらくは読めると定評の東芝製にしてある。が、こちらは画面が先に死んだ。突然死を想定してどのようにバックアップを取っていくかは考えどころだなぁと思う次第。

2013年8月15日木曜日

ハローワークへ行く

   職業替えを視野に入れるにあたり、(1)高齢者の求人状況 と(2)利用できる公的支援の二つを知りたくあった。盆休みの時期なら空いているだろうと本日職安に出向く。

 職安への登録と相談窓口で概況と職安の支援について聞いてから職業訓練の窓口で支援の概略を聞く。

求職・求人の概況

 窓口は45歳を境に分かれている。対応して呉れた担当者は、本日偶々45歳以上の求職者(つまり俺)の説明についたが常々は45歳未満の求職者への対応をしていると自己紹介をした。統計になっていない『温度感』窓口担当者から聞き出すというつもりでいたが、あてがはずれた。現時点で他に拠り所もない。おおむね合っていると思うことにする。概略以下のとおり。

  • 50代くらいでも前職の経験を踏まえての職探しが大勢を占める。
    • 全体感として年齢が上がるほど求人は減り、50代の求人は正直言って少ない。厳しいといってもよいいレベル。
    • そういったなか、求人側と求職側の双方ある程度の満足が行く雇用は『起業間もない法人が求職者の経験・前歴を評価して契約社員として雇い入れる』というかたちで成立するものであるが、そういう双方ある程度の満足が行く事例はきわめて稀である。
  • 求人側が35歳を超えると正社員で雇用するところは少ない。正社員ではなく契約社員での雇用を条件とするか、派遣社員として雇い入れるものと考えてよい。
    • 契約社員でも(パートタイマーでも)所定の労働時間を超えれば社会保険や厚生年金の対象になる。
  • 前職がホワイトカラー系で、その経験と関係ない職種で就職するとなると、現業の軽作業の類(清掃、警備・保安、調理の洗い場作業、物流軽作業、といった職)に限定されると言ってよい。

 現業の軽作業のうち、特定の職種では求人倍率が 4 程度 - つまり一人の求職者に四件の求人があるとの話もあった。窓口担当の説明はなかったものの、市場が拡大中というわけでもない筈であり、それだけ皆が遣りたくない・就労しても定着しがたい仕事なのだろうと理解した。

 ハローワーク品川で職探しをする際、同署で登録された求人情報だけでなく国内すべてのハローワークで登録された情報が検索対象となる。求職者の登録や求人情報の登録などの登録については現住所・所在地を管轄するハローワークが対応窓口となるが、求職・求人マッチングでは全国が対象となる。要は、他県で就職口を探すとしても、その県のハローワークに出向く必要はない。

 いわゆるIターン就職のような大都市圏を離れた地方での就労については、その専門の窓口が用意されている。(本日は立ち寄らなかったのでこれ以上の情報なし。)

職業訓練

 以下、職業訓練の相談窓口で得た情報。

一人法人の事業者と雇用訓練

 個人事業を始めて以来雇用保険を払っていない。それが制約になるかと思ったが誤解だった。支援は受けられる。

 ただし、職業訓練は働き口がない人間に向けて行う趣旨であるため、俺のように一人で法人を遣っている場合には、その法人と無関係になっていることが訓練をうける前提となる。つまり、①法人を清算する、②法人は存続させるが代表者を第三者に引き継ぐ(もちろん代表権のない役員としての残留も不可)のいずれかの方式で法人との関係を絶っていないと受講資格を剥奪される―との由。①、②のいずれの対応をとらぬまま受講をすると詐欺として刑事罰!…という例はないものの、発覚段階で即座に受講資格は剥奪される―とのことであった。(実際にどのような形で剥奪が行われるかは明かしてくれなかったが)、当該事項を証明する書面の提示を求めることはある ― としていた。

 職業訓練は週5日朝から夕方までというスケジュールでおこなわれる。その期間は、三か月、半年、一年といったバリエーションがあるものの、特に中高年は、一年も悠長に構えていられるという例は少なく、三か月くらいのコースをとることが多いとのことであった。また受付期間もバカみたいに長いわけではなく、開講より幾分前の所定の期間に限定されている。(開始月が十月ならば同年の七月下旬から八月中旬、一月ならば前年の十月末から十一月末までが申込期間といった類)その際、開設されている訓練講座のどれでも応募可能ではあるが、定員を上回る申し込みがあれば抽選となる。講座案内に前回の倍率が記載されているので、それを参考にしてほしいとの由。

 ヤッパリコレジャナカッタ/働き口がなかった...ということで就労支援の職業訓練の受け直しをすることはできる。その際、前回の訓練終了より1年以上が経過していることが要件であるとの由。

 都民の受講場所は東京都の職業訓練校(都立職業能力開発センター)か訓練を委託された民間の職業訓練校(いわゆる資格取得の学校)である。最寄りの訓練校で任意のコースを受講できるというわけではなくコースを開設している訓練校へ出向く必要がある。たとえば、俺の棲家からすれば、東品川が一番近い。しかし、造園の訓練を受けたいのであれば、昭島市の職業能力開発センターに通う必要がある。高年齢者(おおむね50歳以上が対象)の6か月間の訓練10コースのうち、単一校で開講しているのが8コース。残りの2コースは2校で開講している―といった塩梅である。コースによっては府中校や多摩校でのみ開講しているものもあり、居所がどこか次第だが、結構な通学時間を要する可能性もある。

 失業者の再就労のため訓練であるためか、訓練費用や交通費の支給制度がある。ただし所定の要件(皆勤の類)を満たしている場合に限って支援が受けられる模様。

 上記の失業者の職業訓練とは異なる訓練 - 働きながらのキャリアアップ支援も行っている。こちらは都立職業能力開発センターが対応しているとこのと。週5日、日中フルということではなく、夜間授業、授業料は自己負担、というあたりが異なる―ということも教えてもらった。

2013年7月18日木曜日

30年近く前のことをふと思い出した

 きっかけとなるようなことがあったわけではないが、ふと20年くらい前のこと、1985年あたりのことを思い出した。

 当時、私は生化学屋の見習の卵といった日々を過ごしていた。ある酵素の活性と物性の測定が本業のテーマであったのだが、当時の私は、与えられた研究テーマとは別に、単量体として産生されたであろう酵素が溶液中で二量体や四量体になる過程に興味があった。

 液相中での酵素の構造や動態をつきとめることは難しくあるのだが、結晶化させた酵素から分光学的に決定した構造をもとにしたモデルをもとにした議論はずっと議論されてきており、条件を変えて作成した酵素結晶から、金属錯体を構成すると構造が変わる例や、ある分子鎖を別の酵素が切断すると新たな構造に変わるという例が明らかになっていた。結晶化条件をもとに酵素の活性中心の形成については、錯体形成や物理形状の変化が影響しているといったモデルが提示され、それをベースに、たぶんほかもこういう格好ってな議論がされていたように記憶している。多量体の形成については、電気双極子の影響として語られることが多くあったのだが、周りにはランダムに配向した双極子 - 水分子・ないしは水分子クラスタががワラワラ有る筈だし、軸状のものがペアになるだけではない。何か違う近距離力が働いて多量体を形成するだろう気がしていた。

 専攻基礎教育での分子間力や分光学の話を聞きかじってはいたせいだろう。四極子以上の多極子が多量体の最終的な位置合わせに少なからず影響しているだろう気がしていた。活性部位の構造変化の類の機序で多量体が組まれるとすれば、それ以上に大がかりな蛋白質生産の機構が必要な筈で、有って悪いとは言わないが、無いんじゃないかなと信じていた。

 もし多極子の影響が相応のものであるならば、磁場をかけた空間で特定の電波を照射すれば分子の方向が揃うのではないか、そして、揃うことで、液相中の構造が、分光学的に露わになるのではないか。そんなことを考えていた。常温の水溶液系で分子を揃えることができればスゲーんじゃないか。そんなスケベ根性はあったと思う。

 そういった考えをまとめ、ある日、指導教官の教授に相談してみた。先生の伝手でどこかで実験させてはもらえないだろうか・と。指導教官は「着想はおもしろい。しかし、君は非常に実験が下手である。一方、君が言っている実験は非常に難しい。悪いことは言わない。辞めとけ。」と言う反応だった。「事実、はるかに易しいはずの本業の研究テーマもろくに進んでいないじゃないでしょ。」という指摘もあった。

 当時の私は「なにくそ!」とは思わなかった。自らあきれるほど実験下手であることは、大学に入学して以来思い知ってきたし、教官の指摘には反論の余地すらなかったからである。

 十年も時代を下れば計算機実験でとりあえずやってみるってこともできあたかもしれないが、当時の私は思いつきもしなかった。


 などということをふと思い出した。今はどうなってるんだろーね。