Thinkpad X32 に Hana Micron の 32GB SSD (モデル H2PM032G-00) を突っ込んでWinXP SP3で使っていた。28日に起動を試みたところ、NTLDRが見つからぬというエラーで起動しなかった。ディスクをUSB接続可能な外付けHDDケースに移し替えて別のパソコンで確認したところ、未署名の128GBディスク扱いになっていた。壊れた模様。SSDの命数が費えたときディスクまるごと逝くということを読み知ってはいる。今回の故障が命数つきてのものなのか、ほかの要因による故障なのか判然としない。が、とにもかくにも、HDDとは違う壊れ方をすることはわかった。
総稼働時間あるいは総書き込みバイト数を把握していない。ディスク装着が2011年の春。一日のうち 1/3-1/2 程度稼働させておりファクシミリ兼dynamic DNS のレジスト用クライアントとして、また、(立ち上げっぱなしなので作業用メイン機を立ち上げてないときなど)ウェブブラウジングにも利用していた。ファクシミリは一年に一回か二回受信がある程度だった。また、当該のパソコンには電話の近くにおいてあり、作業用のメインPCからはリモート接続することがほとんどであった。ついでに言えば、SSD用の様々な調整はPREFETCHを切ったくらいであった。
起動できなくなる直前の状況は『あ、やばそう』というものではなかったが、HDDとは違うわけで、何やら予兆を把握しておきたいところではある。
SSD故障の予兆(かもしれなかった)こと
振り返れば『あれが予兆だったかもしれぬ』という事象はあった。八月に入ってから、Explorer やファイル操作の類で突然応答が途絶えたので見に行ってみたらパソコンの電源が切れていたということが数日の間に四回か五回発生した。その際、Windows のイベントログにはそれっぽいエラーはなかった。ディスク関係のドライバから出た風情のエラーだけでなく、informational だけが続いているということもあった。暑い日が続いており、当該パソコンの置いてある部屋のエアコンが壊れてもいるため、熱暴走でシャットダウンかなぁくらいに思っていた。
また、同時期に、マウスクリックやキーボード入力への応答が著しく遅れる現象も起きた。SSDのプチフリーズの類だとは思ったが、いつになく極端だなと思った。これは数日の間、ときおり発生した。これが解消したのちに、前述の突然のシャットダウンが一回あって復帰した。
antivirus のスキャンでも特段問題は検出されず、何が悪かったかのかくらいに思っていた。二週間ほど普通に動いており、そして突如二度と起動しなくなった―という塩梅であった。
で...
SSDを使うのであれば、日々のバックアップをどうするかについては考えどころっぽい。メイン機であるT61p ではSSDを使っているが、書けなくなってもしばらくは読めると定評の東芝製にしてある。が、こちらは画面が先に死んだ。突然死を想定してどのようにバックアップを取っていくかは考えどころだなぁと思う次第。