2013年8月28日水曜日

Thinkpad X32 に取り付けた SSD の不調と故障。結果どうにもならず。

 Thinkpad X32 に Hana Micron の 32GB SSD (モデル H2PM032G-00) を突っ込んでWinXP SP3で使っていた。28日に起動を試みたところ、NTLDRが見つからぬというエラーで起動しなかった。ディスクをUSB接続可能な外付けHDDケースに移し替えて別のパソコンで確認したところ、未署名の128GBディスク扱いになっていた。壊れた模様。SSDの命数が費えたときディスクまるごと逝くということを読み知ってはいる。今回の故障が命数つきてのものなのか、ほかの要因による故障なのか判然としない。が、とにもかくにも、HDDとは違う壊れ方をすることはわかった。

 総稼働時間あるいは総書き込みバイト数を把握していない。ディスク装着が2011年の春。一日のうち 1/3-1/2 程度稼働させておりファクシミリ兼dynamic DNS のレジスト用クライアントとして、また、(立ち上げっぱなしなので作業用メイン機を立ち上げてないときなど)ウェブブラウジングにも利用していた。ファクシミリは一年に一回か二回受信がある程度だった。また、当該のパソコンには電話の近くにおいてあり、作業用のメインPCからはリモート接続することがほとんどであった。ついでに言えば、SSD用の様々な調整はPREFETCHを切ったくらいであった。

 起動できなくなる直前の状況は『あ、やばそう』というものではなかったが、HDDとは違うわけで、何やら予兆を把握しておきたいところではある。

SSD故障の予兆(かもしれなかった)こと

 振り返れば『あれが予兆だったかもしれぬ』という事象はあった。八月に入ってから、Explorer やファイル操作の類で突然応答が途絶えたので見に行ってみたらパソコンの電源が切れていたということが数日の間に四回か五回発生した。その際、Windows のイベントログにはそれっぽいエラーはなかった。ディスク関係のドライバから出た風情のエラーだけでなく、informational だけが続いているということもあった。暑い日が続いており、当該パソコンの置いてある部屋のエアコンが壊れてもいるため、熱暴走でシャットダウンかなぁくらいに思っていた。

 また、同時期に、マウスクリックやキーボード入力への応答が著しく遅れる現象も起きた。SSDのプチフリーズの類だとは思ったが、いつになく極端だなと思った。これは数日の間、ときおり発生した。これが解消したのちに、前述の突然のシャットダウンが一回あって復帰した。

 antivirus のスキャンでも特段問題は検出されず、何が悪かったかのかくらいに思っていた。二週間ほど普通に動いており、そして突如二度と起動しなくなった―という塩梅であった。

で...

 SSDを使うのであれば、日々のバックアップをどうするかについては考えどころっぽい。メイン機であるT61p ではSSDを使っているが、書けなくなってもしばらくは読めると定評の東芝製にしてある。が、こちらは画面が先に死んだ。突然死を想定してどのようにバックアップを取っていくかは考えどころだなぁと思う次第。

2013年8月15日木曜日

ハローワークへ行く

   職業替えを視野に入れるにあたり、(1)高齢者の求人状況 と(2)利用できる公的支援の二つを知りたくあった。盆休みの時期なら空いているだろうと本日職安に出向く。

 職安への登録と相談窓口で概況と職安の支援について聞いてから職業訓練の窓口で支援の概略を聞く。

求職・求人の概況

 窓口は45歳を境に分かれている。対応して呉れた担当者は、本日偶々45歳以上の求職者(つまり俺)の説明についたが常々は45歳未満の求職者への対応をしていると自己紹介をした。統計になっていない『温度感』窓口担当者から聞き出すというつもりでいたが、あてがはずれた。現時点で他に拠り所もない。おおむね合っていると思うことにする。概略以下のとおり。

  • 50代くらいでも前職の経験を踏まえての職探しが大勢を占める。
    • 全体感として年齢が上がるほど求人は減り、50代の求人は正直言って少ない。厳しいといってもよいいレベル。
    • そういったなか、求人側と求職側の双方ある程度の満足が行く雇用は『起業間もない法人が求職者の経験・前歴を評価して契約社員として雇い入れる』というかたちで成立するものであるが、そういう双方ある程度の満足が行く事例はきわめて稀である。
  • 求人側が35歳を超えると正社員で雇用するところは少ない。正社員ではなく契約社員での雇用を条件とするか、派遣社員として雇い入れるものと考えてよい。
    • 契約社員でも(パートタイマーでも)所定の労働時間を超えれば社会保険や厚生年金の対象になる。
  • 前職がホワイトカラー系で、その経験と関係ない職種で就職するとなると、現業の軽作業の類(清掃、警備・保安、調理の洗い場作業、物流軽作業、といった職)に限定されると言ってよい。

 現業の軽作業のうち、特定の職種では求人倍率が 4 程度 - つまり一人の求職者に四件の求人があるとの話もあった。窓口担当の説明はなかったものの、市場が拡大中というわけでもない筈であり、それだけ皆が遣りたくない・就労しても定着しがたい仕事なのだろうと理解した。

 ハローワーク品川で職探しをする際、同署で登録された求人情報だけでなく国内すべてのハローワークで登録された情報が検索対象となる。求職者の登録や求人情報の登録などの登録については現住所・所在地を管轄するハローワークが対応窓口となるが、求職・求人マッチングでは全国が対象となる。要は、他県で就職口を探すとしても、その県のハローワークに出向く必要はない。

 いわゆるIターン就職のような大都市圏を離れた地方での就労については、その専門の窓口が用意されている。(本日は立ち寄らなかったのでこれ以上の情報なし。)

職業訓練

 以下、職業訓練の相談窓口で得た情報。

一人法人の事業者と雇用訓練

 個人事業を始めて以来雇用保険を払っていない。それが制約になるかと思ったが誤解だった。支援は受けられる。

 ただし、職業訓練は働き口がない人間に向けて行う趣旨であるため、俺のように一人で法人を遣っている場合には、その法人と無関係になっていることが訓練をうける前提となる。つまり、①法人を清算する、②法人は存続させるが代表者を第三者に引き継ぐ(もちろん代表権のない役員としての残留も不可)のいずれかの方式で法人との関係を絶っていないと受講資格を剥奪される―との由。①、②のいずれの対応をとらぬまま受講をすると詐欺として刑事罰!…という例はないものの、発覚段階で即座に受講資格は剥奪される―とのことであった。(実際にどのような形で剥奪が行われるかは明かしてくれなかったが)、当該事項を証明する書面の提示を求めることはある ― としていた。

 職業訓練は週5日朝から夕方までというスケジュールでおこなわれる。その期間は、三か月、半年、一年といったバリエーションがあるものの、特に中高年は、一年も悠長に構えていられるという例は少なく、三か月くらいのコースをとることが多いとのことであった。また受付期間もバカみたいに長いわけではなく、開講より幾分前の所定の期間に限定されている。(開始月が十月ならば同年の七月下旬から八月中旬、一月ならば前年の十月末から十一月末までが申込期間といった類)その際、開設されている訓練講座のどれでも応募可能ではあるが、定員を上回る申し込みがあれば抽選となる。講座案内に前回の倍率が記載されているので、それを参考にしてほしいとの由。

 ヤッパリコレジャナカッタ/働き口がなかった...ということで就労支援の職業訓練の受け直しをすることはできる。その際、前回の訓練終了より1年以上が経過していることが要件であるとの由。

 都民の受講場所は東京都の職業訓練校(都立職業能力開発センター)か訓練を委託された民間の職業訓練校(いわゆる資格取得の学校)である。最寄りの訓練校で任意のコースを受講できるというわけではなくコースを開設している訓練校へ出向く必要がある。たとえば、俺の棲家からすれば、東品川が一番近い。しかし、造園の訓練を受けたいのであれば、昭島市の職業能力開発センターに通う必要がある。高年齢者(おおむね50歳以上が対象)の6か月間の訓練10コースのうち、単一校で開講しているのが8コース。残りの2コースは2校で開講している―といった塩梅である。コースによっては府中校や多摩校でのみ開講しているものもあり、居所がどこか次第だが、結構な通学時間を要する可能性もある。

 失業者の再就労のため訓練であるためか、訓練費用や交通費の支給制度がある。ただし所定の要件(皆勤の類)を満たしている場合に限って支援が受けられる模様。

 上記の失業者の職業訓練とは異なる訓練 - 働きながらのキャリアアップ支援も行っている。こちらは都立職業能力開発センターが対応しているとこのと。週5日、日中フルということではなく、夜間授業、授業料は自己負担、というあたりが異なる―ということも教えてもらった。