2013年5月24日金曜日

QNAP TS-119 のディスク換装 - 2.5" SATAディスクは利用可能だが筐体の置き方に制約を生じる。

 考えるところあって、あまり使っていなかった TS-119 も現役復帰させることにした。3.5" の小さ目のディスクを突っ込んでいたのであるが、SATAだから 2.5" でも良いかと思って2.5"のディスクを買ってきた。eSATAの 2.5" ケースを背面のポートにつけて、定期バックアップをする運用なら、それなりの運用もできるだろうと思ってのことだった。

 TS-119 のディスクマウント用の金具は、TS-219P II のディスクトレーとは異なり、2.5" HDDを積むようにはできていなかった。もちろんSATAのソケットは同じであるのだが、ソケットに合わせれば本体を金具にネジで固定することができない。このことを予想してはおいたので、2.5" ディスクを 3.5" ディスクのベイに載せるためのマウンタを購入してはあったのだが、結果としては使うことができなかった。

 QNAP TS-119 では、ソケット位置とマウンタ位置が固定されている。2.5" ディスクでもマウンタの片側に寄せるように設置することになる。一方、買ったマウンタは、3.5" ディスクの大きさの真ん中あたりに2.5" ディスクを載せるものであった。ケーブルでもない限り、どうにもならない。市販のSATAケーブルは TS-119 の筐体に収めるには長すぎる。ケーブルを自作するほどの根性はない。ということで、いままで縦置きにしていたTS-119を特定の面を上にして設置する - という運用でしのぐことにした。なんともしまらん話である。

2013年5月22日水曜日

QNAP TS-219P II 初期セットアップ失敗でログオン不能状態に陥る。パーティションの削除と再セットアップでで解決。

不具合状況

QNAP社のTS-219PII を購入。RAID1のNASとして使い始めるべく初期設定を行ったら、再起動で嵌った。細々経緯はあるのだが、最終的には、こんな不具合ループに嵌っていた。

  1. QFinder で NAS を見つけることはでき、また、シャットダウンや再起動も可能。
  2. NASを起動すると、ポート8080 に初期設定の画面が上がってくる。
  3. 初期設定の処理を一通り行うことはでき、設定後の再起動を行うところにまで至る。
  4. 再起動後現れるべきログオン画面が表示されず、ブランク画面となる。ブラウザは、quick.cgi をダウンロードするかあるいは他のプログラムで扱うかの判断を求めてくる。
  5. 再度接続を試みても同じ。ポート80で接続しようとするとサーバーが接続をリセットしたというようなメッセージを喰らう。
  6. この段階で、できることといえば、QFinder で再起動することくらい。そして2に戻る。

 工場出荷に戻すべく本体背面にあるリセットスイッチを長押しし、2回のビープを得て(初期化されただろう筈で)も、何も変わらない。

 

その他些末な情報

  • ファームウェアは付属CD収録の v3.6 ではなく、QNAPサイトで最新とされている 3.8.3 をダウンロードして利用した。
  • ディスクは東芝の3.5" HDD。型番は DT01ACA200でQNAPの TS-219P II に対するディスクの推奨型番一覧に明記されているものを選んだ。

QNAPのサポートと再試行

オンラインサポートフォームでの障害報告

 ざっとFAQやFORUMを見渡したが、同じような症状の記事を見つけることができない。そこでQNAPのサイトのオンラインサポートフォームで障害報告。(フォームのラベルは日本語訳されていますが、障碍内容については英語で記入する必要があります。解決策を求めてこの記事に至った方は注意を。)六時間も経たずして返事が来た。「ディスクのパーティションを削除してもう一回やってみろ。手順はこっちだ。それもまだダメなら連絡をくれ。」みたいな返事であった。

 この指示がアタリで、初期セットアップは完了。稼働にこぎつけることができた。

解決の手順

 示された手順は『ディスクを TS-219P IIのマウンタから外し、USB 接続でのリムーバブルケースの類に入れて Windows 機に接続する。デバイスを認識したら管理者権限でパーティションを削除する。』という手順で解決を図れというものであった。これを実際にやってみたところ、リセットスイッチによる工場初期化後であっても先頭 518MB の領域が確保されたままであった。この領域を削除する作業を2本のディスクについて行った。これらのディスクを再度 TS-219PIIのディスクマウンタに装着し、初期セットアップの作業を再試行。今度はうまく行った。

再試行では...

 またもや障碍がでるかもしれんと思う。障碍報告を英語でやる必要があるので、セットアップは英語画面で行った。最初のセットアップでは、マニュアルセットアップを選んでいろいろパラメータ指定をした挙句前述の『嵌り』に至ったので、今回は auto setup を選ぶことにした。設定時に明示指定するパラメータはNASの名前だけとして(他はそのままとして)セットアップを実施した。

 結果、上記嵌りループの4番目のステップ相当のタイミングでquick.cgi をどうするかと問われることはなく、初期セットアップ完了後のログオン画面に至ることができた。

 ログオンの後、管理画面を開いたところ、RAID1構成とした2本のディスクの同期が始まっていた。1.8TBの同期処理を終えるまでにおおむね7時間弱を要した。同期の完了を待って 不良ブロック (Bad Blocks) のチェックを行った。不良ブロックのチェックには5時間強を要した。期待通り Bad blocks なしという結果であった。

 同期と不良ブロックのチェックを終えてから、最初のセットアップで明示した残りのパラメータを予定していたものに変更した。その上で再起動をかけたところ、望むとおりの設定となり、本格的な作業に着手できる運びとなった。

補記

  •  再試行時に付属CDに収録されたファームウェア (3.6.0) を使おうとしたところ、バージョンが違うから処理できないというようなエラーを喰らった。結局は再試行も初回と同じファームウェアイメージを使ったが、特段の支障はなかった。

嵌りに至った経過

初回設定

  • 初回起動に伴うセットアップ画面の表示
  • パラメータ指定
    • NAS名
    • 管理者パスワード
    • 固定アドレスで運用するための諸設定
    • 時刻同期の指定と対象とする ntp サーバーの指定
    • 不良ブロックチェック
  • 諸設定進行、不良ブロックチェック処理が1時間で10%ほど進む割合で進行する様を表示。30%すぎ、40%前にブラウザのコネクション喪失。
  • ポート 8080 にアクセスし直すも繋がらず。
  • QFinder で探すとDHCPで割り当てられただろうIPアドレスで見つかる。
  • ポート8080に再接続。不良ブロックチェックの進行状況の続き(あるいは失敗)を告げる画面ではなく、再度初期セットアップが現れる。
  • 処理を進めると、以下のパラメータが書き変わっていた。
    • 固定アドレスとするかDHCPから取得するか否かの設定(固定IP関連の設定(割り当てIPアドレス、サブネットマスク、DNSは維持されており、固定か動的かの指定だけが書き変わっていた。)
    • ntp サーバーと時刻同期するか否かの設定(固定IP関連の設定(対象とした ntpサーバー指定は維持されており、同期するかしないかの指定だけが書き変わっていた。)
  • 上記の書き換えられた設定をもとのとおりとして、再実施。不良ブロックチェックは選ばず。
  • セットアップ処理が進み、再起動まで進行。再起動後、接続喪失。
  • QFinder で探すとDHCPで割り当てられただろうIPアドレスで見つかる。パラメータは再び書き換えられていた。
  • 先に書き換えた 固定/動的アドレス指定と時刻同期指定書き換えられたままとし再試行。
  • 冒頭の不具合ループに突入。

といった経過をたどった。

どの指定が悪さをしたのか、あるいは電源の瞬断でも起こったせいなのか、原因は不明のまま。

2013年5月2日木曜日

EeeBox EB1021 を使い始めた(その3) - SATAディスクへの USB2ポートとUSB3ポートからのアクセス

USB3の御利益は...

EeeBox EB1021 の USB ポートに東芝の CANVIO シリーズの 1TB ディスクをつけ、Crystal Mark 3.02f でI/Oの速さを測ってみた。ついでに内蔵SSDの値も並記しておく。

 

 

測定方法

 

CrystalDiskMark v3.0.2f(13/03/31)による測定。3回試行の平均値で。大きなデータとしては 1000MB のサイズを指定した。結果は以下のとおり

Crystal Disk Mark 3 測定結果 / MB/s
testCANVIO 1TB
USB2
CANVIO 1TB
USB3
CRUCIAL M500 240GB
内蔵
Sequentia Read30.78189.370184.284
Sequential Write30.427 89.362 210.896
Random Read 512kB19.726 33.167 176.406
Random Write 512kB28.019 44.186 202.085
Random Read 4kB0.493 0.500 14.389
Random Write 4kB1.234 1.246 28.924
Random Read 4kB (QD32)0.543  0.554 21.679
Random Write 4kB (QD32)1.246 1.256 64.895

 

CANVIOの中身

 

 CANVIO の中身をCrystalDiskInfo で確認したところ。TOSHIBA MQ01ABD100 を内蔵していた。こんなかんじ。

 

       Enclosure : TOSHIBA External USB 3.0 USB Device (V=0480, P=A006, sa1)
           Model : TOSHIBA MQ01ABD100
        Firmware : AX001U
       Disk Size : 1000.2 GB (8.4/137.4/1000.2/1000.2)
     Buffer Size : 8192 KB
     Queue Depth : 32
    # of Sectors : 1953525168
   Rotation Rate : 5400 RPM
       Interface : USB (Serial ATA)
   Major Version : ATA8-ACS
   Minor Version : ----
   Transfer Mode : SATA/300
  Power On Hours : 24 時間
  Power On Count : 16 回
     Temparature : 36 C (96 F)
   Health Status : 正常
        Features : S.M.A.R.T., APM, 48bit LBA, NCQ
       APM Level : 0080h [ON]
       AAM Level : ----

 

補足

 2010年の10月にNOVACのNV-HS212U3に組み込んだ日立の HTS725050A9A364で、USB2, USB3, eSATA で比べてみたことがある。その時の測定記録はこちらに残してあるとおり。HDD は万一のときの予備として取り置いていたので、それで比較をしようと企んでいた。

 どういうわけか、EeeBox ではNOVAC NV-HS212U3を認識しない。USB3ポートだけでなくUSB2ポートでもダメ。他のパソコンだと普通に認識するのだが...。残念無念。

雑感

 二年半前の測定でもそうだったのだけれど、でかいファイルをどうこうしようというのでなければUSB2/USB3で、さほど差はない風情。普通に業務で使う Excel, Word, Powerpoint あたりの資料だと、(前回の測定値と比較しても良いとすればだが)、7200rpm/16MB と 5400rpm/8MB の違いも、存外小さい。

 「ノートパソコンは発熱と消費電力を考えて、内蔵HDDは原則5400rpmを選べ!」と言われたことがあり、消費電力と発熱低減のためとはいえ7200rpmを選ばないことで多大な犠牲を払っているのかもなぁと思ったこともあったのだが、さほどでもなかったのかもと思った次第。てかひょっとすると消費電力と発熱量もそんなにかわらんのかも...。などと詮無いことを考えていた。外付けディスクでの測定を以て内蔵ディスクの選択を論ずるのは間違いなのかも知れないが...

 とはいえ、「そんなことで四の五の言ってないで、SSDを選べば良いんでないの?」で良いんだろうね。

2013年5月1日水曜日

EeeBox EB1021 を使い始めた(その2) - Win7SP1 Pro導入

 メモリとディスクの換装が終わったので、OS導入に着手。以下記録。

 要点らしい要点も無いのだが...

  • キーボードもマウスもDVD-DRIVEも全てUSB接続なんだけど、特に支障もなくインストールできた。
  • ASUSのサポートサイトで列挙されるドライバ類は、原則最新のモノだけ入れろってことなのか、列挙されたものは時系列に沿って入れろなのか、そういう記述もなくてよくわからん。

 導入したのは上記メモリとディスクの購入時に買い求めたDSP版の Windows7 SP1 (64bit) Pro.


Win7SP1インストール

周辺機器の接続

 EB1021 の筐体には、前面にUSB3 ポートが2つ、上面にUSB2ポートがが2つある。USB3ポートはドライバを導入するまで認識しない模様。インストール作業で必要な外付けデバイスはUSB2ポートにつなぐ。ディスプレイはD-subを使って手持ちのディスプレイに接続してみた。ドライバの懸念もあるが、HDMIポートつきのディスプレイを所有していないことがホントの理由。ということで

  • USB2ポート
    • キーボード (本体付属部品)
    • マウス (本体付属部品)
    • DVDドライブ (手持ちのパイオニア製 DVR-XD09J)
  • D-Sub ポート
    • (四年くらい前のDELLのモニタ)
  • LANポート
    • LANケーブル

 といった感じで周辺機器を繋いでインストール開始。USB2ポートに繋ぐデバイスは最初から認識して貰わなきゃ困るけれど、隔世の感はある。

インストールとトラブル

 プロダクトキーを入力する画面で「ネットワークに接続したら自動的に認証する」ってな感じのオプションを ON として作業を続行しようとしたところ、そこから先に進めず。随分待ってやり直しを促されること二回。このオプションを OFFにしたら"暫く待ってやり直し"のループから解放され、先に進むことができた。以後は支障なく終了。

 とりあえずOS導入は成功した風情であった。しかしこの時点でネットワークへの接続はできておらずASUSのドライバが必要であった。このあたり、T61p の時とは異なりり導入DVDだけではダメであるらしい。となると先の嵌まりループは「ネットワークに接続したら自動的に認証する」ではなく「インターネット接続が確認できていることをインストールプログラムが確認した。このまま自動的にインターネット経由で認証するか?」と誤解したゆえで、本来は「お前(インストール作業者)が接続できていることを確認できているなら、ここですぐに認証するけどどうよ?」と理解せねばならなかった模様。

ASUSのドライバ等の追加

別のマシンを使い、ASUSのEB1021のページでWin7(64bit) を選んでドライバ類を取得する。カテゴリごとに複数のダウンロードがあるのだが、先にも書いたとおりで、導入のインストラクションらしきものがない。

 たとえば、”USB” のカテゴリにあるUSB3のドライバのように “名称が同じでバージョン違いが列挙” されていたり「他」のカテゴリにあるSM Bus ドライバのように “一つしかない” のであれば迷いはない。だが、複数の名前でわらわらある有象無象については、どうすれば良いのかよくわからない。

 ThinkVantageと同じようなノリで、LANドライバを突っ込んだ後にユーティリティの ASUS AI Suite II なり EasyUpdate を入れれば一発解決!-かと思ったのだが、そういう風情でもなく要領を得ず。結局、よくわからん代物については、公開された時系列順に全部突っ込んでみることにした。

 余談であるが、上記のサイトで公開されている BIOSは Ver402 2011-08-23 update という版である。一方、実機に搭載されているBIOSは、ver550 2012-01-03 となっている。これについてもよくわからぬ儘。

 そんなかんじでデバイスドライバの類を導入。ひと通り作業を終えてデバイスマネージャーを使い認識できていないデバイスがあるかを確認。該当するものはなく、成功とみなす。ドライバ導入ができているので当たり前だが、USB3ポート、カードスロット、無線LAN、についても支障なく確認を終えた。普通に使う分にはなんとかんだろ的な確信を得る。

残った不具合など

 ASUS固有の機能として、Fnキー何かのキーを一緒に押して on/off にするような機能があるらしい。Fn+F2 (WLAN), Fn+F5,Fn+F6,Fn+F7 (輝度調整の類)が効かない。ぐぐる先生に訊いてみたが、よくあることらしいので当面は放置。

2013-05-02 追記

 Fn+F2 で無線(と BLuetooth)の On/Off をするのは ASUS のノートパソコンで普通にある機能らしい。Wireless Console なるユーティリティソフトがその機能を担っているらしいことを知る。EEE Box は ノートではないけれど、同じようなもんだろうと思い、ためしてみた。

 結果、上手く行かなかった。上記のリンク先から得たWindows7 64bit 用の Wireless Console 3 のインストールは問題なく終わるのだが、いざ動かそうとすると、エラーのポップアップが現れる。タイトルバーに、"ATK0100 request" とあって、 "You have to install ATK0100 driver" としてあるだけのポップアップであった。

 これを頼りに、 ATK0100 ドライバを捜す。つまりは HotKey の制御用のソフトがないからダメということらしく、Googleの検索結果を頼りにここから最新のものを拾って導入してみた。こちらもインストールでは特に文句を言われることもなかった。

 でも動かない。ASUS Wireless Console のアイコンをクリックしてもプログラムがすぐに終了する。先のメッセージは出なくなったので、ATK0100ドライバが入ったことは確認できていると判断した。

 Wireless Console がすぐ終了してしまうわけだが、Windows のログを見るかいり何かエラーが有って落ちたような記録はない。動かなかった他の HotKey はどうかと試してみたが、以前から動いていたものは動くし、そうでないものはそうでないまま。こちらについても、それらしい障碍記録がログには見当たらない。インストール先のディレクトリを見るのを忘れていた...(が、この記事を書いている段階では既にアンインストール済み。)

 ここまで遣ってダメだったので、アンインストールする。Wireless Console のアンインストールでは何もなかったが、Hotkey 管理は、掴んでいるドライバがあるからなんたらかんたらってなメッセージが出もする。強行したらなんとか消せた風情。再起動後、不明なデバイスはないので、良しとする。

エラーログの方は...

 この時点でシステムログを確認する。エラーは残っているのだが、RDPで繋いだときに、クライアント側に設定してあるプリンタのドライバが無いぞ!ってのと、インストール後外したCDROMドライブが密からねぇってなメッセージが出ていた。不明なデバイスもないし、試行錯誤はここでおしまい。

 ログには、WMI関係のエラーも記録されていた。何かと思って検索したら、ソース WMI、イベント 10、エラー 0x80041003 の遣り取りでTECHNETに記録が残っていた。つまりはエラーだけど無視しろってことらしい。雑な造作だなと思った。

 てなところで初期設定は一旦終了。MSのUpdate で最新のパッチを取り込んでからバックアップでも取るか...ってところで初期設定は終了。

EeeBox EB1021 を使い始めた(その1) - メモリとディスクの換装

 たまたま見つけた ASUS の Eee Box EB1021をアウトレットで買った。 購入後、メモリとディスクの換装およびOSの再導入を行った。以下その備忘。同じようなことを試みようとする人向けの記録。メモリとディスク換装の要点は二つ。

  • EeeBox B202 と同じ手順の模様。
  • PDFカタログだとDDR3-1333 SO-DIMM って書いてあるけど、刺さってたのは DDR3-1600 SO-DIMM だった。 DDR3-1600でも良いのかも。

in short ..

  • Find and follow the procedure for EeeBox 202. it seems to work for EB1021, too.
  • My EB1021 has DDR3-1600 memory modules although ASUS says that they are DDR3-1333.
    • DDR3-1333 memory modules work fine, anyway.

換装対象について

組み込んであったパーツ

 ディスクユニットは簡単に外すことができる。製品には、9.5mm 厚の 2.5" SATAのHDDが入っていた。HDD自体は、Seagate製のST9500325ASであった。

  メモリモジュールとして Hynix製の HMT325S6CFR8C-PB が二枚組み込まれていた。これらは、DDR3-1600のSO-DIMMであった。

買ってきたパーツ

 土日月の連休最後の日であったためか、買おうと思っていたパーツの在庫がない。kakaku.com やら coneco.net で評判を調べるということもせず、まあ良いか的なノリで、買おうと思っていたものと似たスペック似た値段のものを購入した。

  • SSD: Crucial M500シリーズ 240GB
  • メモリモジュール:CFD ELIXIR W3N1333Q-4G 二枚組

 メモリモジュールは確認のための蓋開けが面倒だし..とカタログの記載を信じてパーツを買いに行った。PDF版のカタログには、DDR3-1333 SO-DIMMと記述されていたために、上記のパーツを買った次第。実際に入っていたのは前掲のとおりDDR3-1600のメモリモジュールであった。秋葉原にもう一回いくのも面倒だし動くはずだし..で、そのまま作業開始。

作業

ディスクの交換

 極めて容易。底面(スタンドをつける面)に「ここにディスクがありますよ」みたいな蓋がある。2本のネジを外し、ハンドルを引けばディスクユニットを引き出すことができる。ディスクユニットは、マウンタにHDDをネジ止めしたものであった。“横”から見た画像を次に示す。

 反対側も2本のネジで止めてあり、計4本のネジでマウンタに取り付けてある。M500は 7mm厚であるが、このマウンタにネジ止めをする際にはそのまま装着できた。つまりスペーサーは不要であった。

メモリモジュール(の前の蓋あけ)

 今回の作業で、見当が付かなかったのが蓋開け。他の型番の EeeBox の側板の外し方については随分と記事が見つかる。保守マニュアルへのリンクが張られた記事もある。ところが EB1021に限ると資料がない。結果としては、Eee Box B202 の扱いに準じると考えて良いらしい。なおB202 を持ってないのでまったく同じかどうかは保証のかぎりではない。

 B202については動画がある。EB1021の作業もOpening a Asus EEEBox B202に似たものとなった。実際にやってみたところ

  • この動画では、無線アンテナを外してから作業をしている。アンテナを外す必要はなかった。外しにくく、やらないほうがむしろよさげ。
  • この動画では、簡単に底面から隙間を広げていくことで簡単に側板が外れている。やってみたところ、底面から背面への隙間は広げやすいのだが、上面(USB2ポートの有る側)と前面(スイッチの有る側)はカッチリと嵌っており、作業に難儀した。

という違いは有った。

 底面のネジ受けとツメの有る箇所を次の画像に示す。緑の付箋の位置に底面のネジを受ける穴がある。ツメを引っかける部分は青と黄の付箋の位置にある。青の付箋のところでは蓋の端に、黄の付箋のところでは2mm程内側にあった。この2mm内側にあるツメが外しにくい。

メモリモジュールの交換

 外蓋を外すと金属製のフレームが露わになる。フレームにある小蓋を外せばメモリモジュールのソケットにアクセスできる。

SO-DIMM のソケットも特別仕様の何かというわけではなく、普通のソケットであった。両端のツメを広げるようにして外せばよい。

 

 以上で換装は終了。次はOSのインストール。