2013年12月31日火曜日

風呂場の電球と台所の換気扇

今度は風呂場の電球が...

 11月の初旬に照明器具と浴室のファンを交換したわけだが、最近になって浴室の電球が明滅するようになってきた。60ワットの白熱灯であるので、蛍光灯のようなチラツキがあるというのはかなり不自然であはある。漏電の可能性でもあるのかと心配してはいたのだが、焦げ臭さも何もない。

 蛍光灯のときと同様に替えの電球を買ってから差し替えてみるか...と思い、電球を買ってきた。交換する段になって、ひょっとしてソケットの緩みかもしれぬと気がつく。はっきりと緩んでいるのが判るというほどではなかったが、締め直したら明滅がおさまった。

 11月の蛍光管とは経緯が違うとはいえ、またもや無駄遣いでヒジョーにイヤな感じ。

台所の換気扇も...

 突然金属が擦れる音がするようになっていたのだが、数日して解消。一過性なら良いのだが、壊れる予兆かなぁ。

2013年12月22日日曜日

眠くて仕方ない - という夢を見た。

 先程、自分の机の前で居眠りをした。そのときに見た夢は『誰かと話しており、俺がちょうど聞き手なのだが眠くて眠くて相手のいうことが頭に入ってこない。』というもので、まさに非常に眠い時のあの感覚そのものだった。

 明晰夢、つまりは『あぁ、これは夢だ』と判るのとは違うのだけれども、眠っているのにまだ眠い!ってのが自分にとっては新鮮であった。夢の中で更に寝入ってしまったらどうなるのだろうか?―と...ここまで書いて思い出した。一度か二度、目が覚めた夢というのを見たことはあった。となると『二層目』の睡眠ってのは何度か遭遇しているわけである。

 なんだか不思議な感覚。面白くも有る。

2013年11月27日水曜日

アンドロイド端末の故障とデータ削除

突然の故障と修理センターとの遣り取り

 REGZA AT570 が突然故障した。起動スイッチを入れると、直後の本体振動は起きるものの画面が表示されない。スプラッシュアニメーションすら表示されず画面は暗いままであった。仕方なく修理センター送りにして修理の見積を依頼した。

 朝の時間帯に保守窓口に電話をかけ修理の依頼をしたためか、翌日午前の引取をお願いすることができた。機材を送ってから四日目に修理センターから連絡があった。その連絡は、修理を進めるにあたりスクリーンロックのパターンを教えてくれという内容であったのだが、進めるよりは先ず概算を訊いてみようと思った。

 液晶パネルだけではなく内部ケースにも二箇所割れがあり、交換を要するとのことであった。後に送られてきた見積によれば部品二点と技術料を併せ四万四千円ほどの修理費用であった。AT570 は画面が広く綺麗なのは確かに良いのだが、修理費が購入金額を上回るというのは馬鹿げている気がし、画面を除けばより高性能な Nexus7 の2013年モデルを買ってお釣りも来る。四千二百円の検査料を払って、修理はせずに返送してもらった。

 内部ケースの二箇所の割れは外観からはまったくわからない。イヤホンジャックとスピーカーの開放口の割れというのだが、そんなところが壊れるような扱いをした覚えがない。ネットで見つけた他のタブレットについての記述で掴む方向に力がかかるために生じる筐体が歪に関する議論があったことを思い出す。AT570は Nexus7 や Kindle PW 2013 に比べ短辺が幾分長い。片手で鷲掴みするのは難儀ではあったが、掴めはした。ひょっとするとそういう力が加わっての割れかもしれないと思っている。が、確かめようはない。

修理断念と未回収データの回収

 AT570の廃棄を思案をし始める。修理センターの説明によればタブレットの類は回収センターの扱いではなく自治体ごとに定めた方式で廃棄するものだとの由であった。物理破壊なりなんなりの前に 中に格納されたデータの始末を考えることになった。

 データの始末、つまりは未回収データの回収と認証データ等の削除をどうしようか思案する。前者についてはAT570 を使い始めた時点から腹積もりはしており、データが回収できなくて困った!ということのないような対応はしていた(つもりであった)、粗方のデータはマイクロSDかウェブ側に置くようにしてあり、取り出せないデータはまず無いと考えていた。念のためにと調べてみたところ、手動バックアップを要するアプリのうちで最近のバックアップを取っていないアプリが1つあった。また、Kindle で読んでいた本へのメモ書きあ Kindle Paperwhite で拾えないことが確認できた。前者については単なるポカミスであった。後者はkindle端末管理機能にある whispersync 設定をoff にしたままであったために生じた問題であった。

専用クレードルからの外部ディスプレイ出力(と表示断ち切れ)

 修理に出す前にはこれらのデータの回収が不可能ならば致し方なしくらいに思ってはいたが、修理センターからの連絡でなんとかできると考え直すことになった。AT570 を購入した際に専用クレードルをあわせて購入してあったのだが、専用クレードルにはHDMI出力端子がある。正常な液晶パネルに画面が表示されたことが確認されているため、なんとかなるだろうと考えていた。

 専用クレードルのUSB2ポートにキーボードやマウスをつないで動作確認を行ってはいた。マウスは特に問題はなかったが、キーボードは 日本語87/106 キーボードとして認識させるには別のアプリが必要で手間取ったことを覚えている。画像出力については初の試みとはなったが、HDMIは新し目の仕様だしと根拠薄いながらも楽観視していた。結果としてはビミョーであった。画面は表示されたものの、短辺(あるいは縦方向)の断ち切れが発生した。Century の LCD-10000VH を繋いだのだが、このディスプレイの画素数は 1200x800 ドットであってAT570と同じはずである。にもかかわらず短辺側が断ち切れて、Android 4 の User Interface 画面の下部に表示される(ことの多い)【戻る】【ホーム】【起動中のアプリケーション一覧】のアイコンが画面の外に溢れた格好になっていた。【戻る】を使えないのは作業上の支障が大きい。

 画面を見ると縦方向(800の側)は幾分間延び伸びた感じで表示されていた。クレードルに置いた場合、端末の向きに応じた画面の回転が抑止されてしまうので、どうにも作業がしづらい。事実上ダメかとあきらめかけていたが、マウスでカーソルを画面下部に目一杯振り、【戻る】【ホーム】【起動中のアプリケーション一覧】あるいは【設定】がありそうな位置をクリックすると、なんとかなることもあった。少なくともKindleデータの回収とAT570の初期化の作業くらいはできそうであった。間違えて縦長画面のアプリを起動したところ、AT570本体画面なら横倒しになって表示されるだろうところが、外付けディスプレイには正立画像が表示された。測ってはいないのだが、長辺/短辺日であれば短辺側がより短くなっていたように思うが、この場合には画面下部のアイコン群は表示されていた。マッピングに何かエラーがあるようなのだが、OSDで設定できもせずで、結局表示アスペクトや位置バイアスの調整はできなかった。これは Windows7にHDMIでつないでも同じなので HDMI接続の場合には調整不可なのかもしれない。

 作業中、RGBの表示でいえばG(つまり緑)で表示されるべき文字や線が黄色になっていることにも気づく。Windows7につないだときに、このようなことは起こらず、LCD本体の異常ではないだろうと思う。これについても原因不明。

 

データ回収

 取り漏らしていたバックアップを取得。Kindle への書き込みについては、(1) PCでamazon.co.jp にログインした後 kindle 端末の管理画面に進み、whispersync 機能をON に設定し、(2) その後、android 端末側で、kindle を起動し、当該の本を一旦開いてから閉じる - という二段階の処理を経て回収できた。

初期化

 故障してから『どうしたもんか』と思っていたのは中に格納された各種認証情報の扱いである。リセットできない場合には、物理破壊か水に漬けるなどしての化学的破壊かのいずれかの方法で、中のデータへのアクセスを不能にする術しかない。故障箇所が本体液晶パネルだけであり、専用クレードルもあったので、今回は『普通の手順』で初期化できたが、次の機会のために、Google のデバイスマネージャーの機能を使い初期化してみることにした。

 AT570の Google 設定でリモートからのリセットを許す指定にした後、パソコンのブラウザから初期化を指示した。数秒もたたぬうちにAT570側でリセットのためのシャットダウンが始まった。再起動したところ、購入後に現れる画面が出てきた。設定を進め中身を確認してみたが、端末で直接リセットをかけたときと同様の初期化がなされていた。

教訓

 今回の一件で気づいた点を何点か記す。

  • リモートリセットは許可にしておくほうが安心。思わぬリセットが行われては堪らないので不許可にしていたが、考えを改めた。
  • マイクロSDカードスロットが有る方が良いと思っていたが、盗難・紛失を考えると内部ストレージだけのほうが安心。
  • 修理に出すことも考えるのであれば端末ロックの方式の選択にも配慮は必要。
  • USB接続の指定は(普段は)ストレージモードにしておくほうが、いざというとき安心。(AT570 はデバッグモードにしたままであり、一次対応で幾分支障は有った。)

蛇足

 廃棄の際に直接回収してもらえるのかと思ったら、そうでもなくて別途の対応が必要との回答であった。その後、修理センターとの遣り取りで、これはリサイクルセンターでの処理対象ではなく地元の自治体の指示に従うものに区分されているとの由であった。

2013年11月24日日曜日

職業訓練校の ”文化祭" に行ってみた。

近場の訓練校へ出向く

 最寄りの職業訓練校のウェブサイトで『文化祭』を遣っていることを知る。8月にハローワークに行って以来だから、はや3ヶ月グズグズしているのだが転換先の職種のイメージが掴めないままでもあるので、偵察がてら行ってみた。

 学科ごとに別れて展示がされており、訓練用教材もあった。見学者も説明する側も、幾分以上にdullな感じはある。職員は存在意義アピールのためなのだろうが、訓練生の方は乗り気にならんだろうなぁという気はする。

高齢者相手の訓練

 8月にハローワークで高齢者相手の職業訓練について聞いていたので、ビル管理とその周辺の展示を見に行った。ビル管理と電気工事や配管工事の関係や、マンション管理とビル管理の違いも、(考えりゃわかるのだろうけれど)説明を受けて腑に落ちた。

 マンション管理ってのは『いわゆる管理人』だと説明があった。マンション共用部だけでなく住民を相手にする職務であって、ビル管理が一般事業所や病院などの設備は対象としても、『居住者』を相手にすることはない―というあたりで違いがある。ビル管理は電気工事や配管工事を含むわけだが、専門性が異なるとの説明であった。つまり日常の運用保守と障碍発生時の一次対応・応急処置までがビル管、一次対応で収まらない場合には、各領域の専門に任せる - という原則あるいはタテマエらしい。(実際にその通り綺麗に切り分けられるのかは微妙な模様。・後述。)

 電気工事と配管のところも巡ったが、それなりの器用さを持ち合わせていないと実技は難しい気はした。ハンダづけがダマばかりだったり技術工作が偉く下手だった俺には無理であるような気がする。技量の成熟にもそれなりの年数を要するため、俺の職種転換先としては電工や配管は無茶であるように思った。電工も配管も国家試験の実技部門に関連した展示があったのだが、いずれも『あ、こりゃ無理だは..』と思った。

 ビル管の展示コーナーでは齢六十がらみといった感の講師のおっさんに話を聞くことができた。現在は50歳から70歳すぎの訓練生が居るとのことであった。ビル管の訓練は実技の訓練もあるのだが、電工や配管よりも資格取得の支援というあたりに重きをおいているらしい。関連する資格は四種類ある。第二種電気工事士、消防設備士乙四類、自衛消防技術認定、第三種冷凍機械責任者がそれにあたる。年度の開始を四月とすると、電気工事士試験が上半期に、冷凍機械の試験が下半期にある。かつては一年のコースであったので、両方への支援が可能であったが、今では半年のコースであるので、いずれかは独学で対処せよとなってしまう。このことは彼にとっては不本意であるらしい。

 ハローワークで聞いた『無収入のまま一年の訓練を続けられるほど余裕のある高齢者ってのはまずいない。長くて六ヶ月の余裕がある程度だ。』という話とつながった。

 ハローワークで貰った資料には三ヶ月コースも掲載されていた。半年でも不本意そうであったので、『では、開催されている三ヶ月コースってのはどうなのか?』と尋ねてみた。不本意を通り越して別物という理解になっていた。資格取得支援ではなく業務の基本的なことを教授するということであった。三ヶ月コースの修了者後に就職となるとビル管理の本業というよりは、付帯業務の軽作業要員となることが多いらしい。説明してくれたおっさんとしては六ヶ月コースへの無念さはあるにせよ、全然別物である三ヶ月コースなど知ったことか的な言い草でもあったように思う。(俺の感想)

おっさんが話題の連想から自分の愚痴を零す―ということは珍しくないが...

 説明してくれたおっさんも、尋ねてもいないことを話はじめた。修了者が就労後短期で辞めてしまうのだそうだ。このおっさんとしては『転換したわけだし小僧として一からやり直すくらいの考えでなければならない筈が考え違いも甚だしい。』と思っているようだ。「無茶を言われてケツを捲るにせよあまりにも早すぎ。堪えなさすぎ。」という発言があったところからすると、無茶は言われるらしい。その他に出た話から再構成すると、『日常の運用保守と障碍発生時の一次対応・応急処置までがビル管、一次対応で収まらない場合には、各領域の専門に任せる - という原則あるいはタテマエ』はあるものの『電気屋/配管屋呼ぶだぁ? フザケンナ!お前が遣れ。』みたいなことも含め、雇用サイドからありそうな無茶振りはあるらしい。

 雇用側との関連とは別に従業員間の人間関係で辞める例も(彼からすれば)目に余るようで、こちらは「勘違い的プライドのせい。」と断じていた。こちらについては状況がよくわからない。齢をとって呑み込みが悪くなったことを咎められて激昂したのか、ジジイと呼ばれて不満だったのか、ヌシが幅を効かせている厳しい階級社会があるのか、関連して、新入りへのイジメが常態化している業種なのか、どんな要因で人間関係に悩むかがよくわからないままだった。何かの手がかりなり情報なりがほしいところ。

 

蛇足的に...

 訓練校には電算科もあった。展示場所に立っていた教員と思しき人に対象とする訓練生の年齢を訪ねてみたところ、概ね30歳までということであった。現在の在籍者は 18歳から33歳までだとの由。展示されていた資料から判断するに、開発プラットフォームは、組み込みLinux, Android, Webサービスあたり。組み込みであっても アセンブラでもC でもなくて Java 、ウェブアプリは Lightweight Languages の類じゃなくて、 Javascript + HTML であった、そのへんの需要があるのだろうなと理解。現状拡大中というわけでもないから、人の出入りが激しいのだろうと理解する。

2013年11月16日土曜日

Kindle Papwerwhite (2013) - ほぼ一週間使ってみて

先代 (Kindle Paperwhite 2012)で対応できたフォントの追加ができない。

 調べ方が不充分であった。例えば

といった、先代の Kindle Paperwhite (2012) で通用したやりかたで対応可能と考えていた。

 早速試してみたが追加したフォントが選択可能なフォントの一覧に追加されない。上記リンクの二番目の記事にある『フォント追加セット』をまるまる突っ込んだ。手順としては誤るほうが難しいくらいなので、もう少し調べてみたところ、こんな記事を見つけた。

 フォント追加のUSE_ALT_FONTSのトリックが使えないってのは、mobilereadのKindleフォーラムで知っていたので覚悟はしていた。ただ、ディスプレイの性能向上で少しは見やすくなっているかと、かすかな希望を抱いていたが、だめだった。

...中略...

ついでに言っておくと、事実かどうかはわからないが、mobilereadのフォーラムでは、USE_ALT_FONTSのトリックは要するにバグを利用しているだけなので、バグがふさがれれば、使えなくなって当然、旧Kindle Paperwhiteだって、アップデートで新Paperwhiteの新機能が追加されるかもしれないが、その代わりにフォント追加ができなくなるかもしれない、なんてことを言う人もいる。

...後略...

新Kindle Paperwhite(2013)、フォントは予想通りイマイチ、辞書機能は退化 - ドイツ語の本読んでみ・・ 2013年10月22日 (火) 

といことで、俺がヘマなことを遣って追加できないのではなくて、誰もが等しくできない模様。残念至極。

その他

 辞書機能の利用中変なエラーとなって再起動したことが一回あった。再現条件はよくわからず。

2013年11月11日月曜日

Kindle Papwerwhite (2013) - 第一印象

Kindle for Android と比べてみて

 2013年版のKindle PW (以下 KPWと略す)を入手。 本日入手なので、3G版ではなくてWi-Fiのみ版。これまで Kindle 本を読んでいいた 東芝AT570 上の Kindle for Android (以下 KfA と略す)と比べてみると以下のとおり。全面的に KPWに移行することは難しいかんじ。

版数を明記しないが、2013年11月10日時点の日本語・最新版での情報。

  • e-Ink は確かに綺麗。読んでいる途中で輝度が変わるってのも無さげ。しかし、この短時間では、眼にやさしいということを実感できない。(KfAではバックグラウンドをセピアにしていることもあるかも。)綺麗ではあるが画面書き換えの際に起きる白黒反転の明滅は鬱陶しい。
  • 英字フォントもデフォルトの Ceaecilia が太めで読みやすい。KfAだとフォントの変更メニュー見当たらずTimes系で固定。KPWではフォント変更も可能。
  • 日本語フォントはあんまり差がない感じ。KfAだと明朝系一択。KPWでは、明朝、ゴシック、筑紫明朝が搭載されており、デフォルトは明朝だった。筑紫明朝にしても、いまひとつよくわからんかんじ。(Google で探したところ、フォントは追加できる模様なので、工夫次第かも。)
    KPW 2012 で通用したフォント追加の“トリック”は2013には通用しない。詳細はこちらに書いたとおり。
  • 原版をDoverあたりが出している古めの科学・工学系の書籍だと、数式や図表がビットマップ系の画像として取り込まれていることがある。KfAだと拡大すればなんとか方程式の添字まで読めることが多いが(読めないこともあるが)、KPWだと拡大しても読みにくい。添字の判断が難しいことのほうが多そう。
  • KfA の機能ではないが、Android 端末だとatok なりmazec2なりを使うことができる。一方KPWは (root取って云々でもなければ)追加のソフトは入らず標準の入力ソフトを使わざるを得ない。(CPUが非力そうなので仮に入っても実用にならない気もする。) 手書き認識はなくキーボード入力となる。
  • そして、KPWの文字入力は全体に一拍遅れる感じのノロさがある。KfAに比べ『読みつつメモ書き』ってのはかなりやりにくい。

数式が画像として取り込まれていることに起因する問題は電子書籍の作り方に起因することのようでなんともならんまま。これには不満が残る。KfAにあった以下の2つの問題点は、KPWでは解決されている模様。

  • KfAでは、part-time という語を選んで辞書検索すると part で検索をする。
  • KfAでは書籍の書かれた言語にかかわらず wikipedia検索を日本語wikipedia で行う。(検索結果に他の言語での検索ってボタンは出るけど)

これらは、KfAでもそのうち直してくれるだろう気がする。

 KfAでは『単語非選択状態でのメニューを呼び出しにく』く、ページ上部の余白をダブルタップしても近くにある単語を何か選んだうえでメニューを表示することがしばしばある。KPWではそういったことはまず起きないふうである。

 KPWだと、他の人がハイライトした箇所が何人がハイライトしたかとともに表示されており驚いた。しきい値や公開制御の仕組みがわからないのだが、6人がマークしているとして破線を敷いたセンテンスがあった。この機能はKfAには未だ無い。

 メモ書きを残しながら読む - こともあるので、接続に制約の少ない 3Gモデルを買わずに失敗したか…と後悔していた。実機を手に取り、日本語入力の貧弱さと鈍さを見るに、KPWではそういう使い方は難しそうである。結果的に 3Gを買う必要もなかった。要らぬ後悔であった―と考えを改めた。

 KfA では、英語の地の中に交じる他の言語の単語や数字で、カーニングが正しく行われず字が被ることがある。KPWで発生するか否かは未確認。

 KfAの問題はソフトウェア的に解決できる。一方KPWの方は画素数が関連しているようでもあり、当該の書籍を作りなおさない限り解決しがたい。文字入力については、ソフトウェアの機能の差異だけでなく、CPUの能力も影響するだろう気はする。KfAのソフトウエアが順調に改版されていくならば、KPWのアドバンテージは e-Ink の読みやすさと電池もちの良さの二点だけという気がしてきた。気の利いた機能は KPWで先行して実装する期待はあるけれどあくまでも期待。

初期設定 - WiFi接続指定

 amazon.co.jp から配送されてきた KPW端末を利用するにあたり、手近の無線アクセスポイントに接続する必要はある。起動後に言語選択を行ってからWi-Fi 接続設定情報を指定することになるが、その際には、SSIDとパスワードのみ問うてくる。他の機器のように、暗号化方式を問うてくることはない。一方、リストアップされているアクセスポイントは WEPのものもWPA2のものもある。

 他に設定するところがないか試行錯誤してみたが見つからず、半信半疑で SSIDとパスワードを与えてみた。難なく接続した。少なくとも WPA2-PSK(AES)のアクセスポイントへは SSID とパスワードだけでつなぐことができる模様。amazon.co.jp への接続ではパスワードを問われなかった。利用者の認証情報を設定したうえで出荷したことになる。利用者の手間がかからんのは便利であるしamazonとしても初期設定に失敗するユーザーが減ることが期待できるだろう。いろいろメリットは有るのだが、認証情報を突っ込んだままの端末を配送するってのは「それで良いのか?」って気はした。ヤマト運輸の信頼で担保されるセキュリティってことで、ずいぶんと信頼されたものだなぁと感心した。

2013年11月9日土曜日

最寄りの職業訓練校のウェブサイトを見て

 公開されている資料の中に、来年三月に一年の訓練コースを終える訓練生のプロファイルがあった。こういう人たちを雇いませんか?という意図での掲示だろうと思う。本当に効果があると思ってか規則だから掲示しているのかはわからないが、20人ほどについての情報が掲載されていた。掲載内容は、希望業種と地域、求職者の一言アピール、前職、所有資格、であって、年齢、性別などはわからない。わからないけれども、当該コースの対象がおおむね三十歳までとしてあるので、おそらく三十歳かそれより若いくらいなのだろう。

 TOEIC 920点とか IELTS BAND7 とか書いている人たちや、アーク熔接とか第一種電気工事士の資格持ちもいる。彼らの先々は判らぬし、わずか20例なのだけれど、“きびしいのう”ってかんじだねぇ。

蛇足 英語試験

 IELTSって知らなかったのでしらべてみた。TOEFLとIELTSとTOEICの比較換算みたいな記事を見つけることもできて、TOEICが一番ちょろいということが書いてある。満点取ったわけじゃないけど、英字新聞やら英文誌すらろくに読めずであのスコアだからなぁ...やっぱりちょろいのか...と思った次第。

 英語でもお仕事ができますよん!ってのは、TOEFLで高得点ってくらいでなければ裏づけにはならんのだなぁと実感。遣らんけど。

 上記の比較があったサイトでは、TOEICなんて止めちまって TOEFL 一本にすれば良いんだ!みたいな記事もあった。尤もだと思う。ただ、現状からするに、TOEFLは留学などを考えている人が、TOEICは英語の要不要関係なく企業がとりあえず受けさせるような棲み分けでもあるので、TOEFL一本になったら、下位にでっかいクラスターができるんだろうなと思った。

 英語教師のギルドでもあってTOEICを薦めるべくロビー活動でもしていたら大笑い。TOEIC の主催団体も TOEIC対策コース屋も、虚業だなぁ...ってかーんじ。

2013年11月6日水曜日

Gibbsの相律とEulerの多面体定理って関係あるってホントかよ?!偶然の一致じゃないの?って思いましたが...

ギブスの相律とオイラーの多面体定理の関係は...

  • 単純に『頂点の数 - 辺の数 + 面の数 = 2』と『示強変数の自由度 = 成分の数 - 相の数 + 2 』を比べて、次のようなことを思いあぐねても詮無い模様
    • 『成分の数が辺の数』ってどういうこと?
    • 『頂点の数』は『自由度』なのか『相の数』なのか?
    • 『頂点の数』と『辺の数』ってなんらかの制約条件があると思うんだけど、化学平衡系は今少し緩いような気が....。相図に対応する多面体が“不可能物体”になる可能性はないのか?
  • とはいえ『偶然の一致』ではなくて、説明は可能であるらしい。道具立てとしてグラフ理論が要る模様。どういう展開になるのかの見当もつかず。

毎度毎度の茹で蛙

 Gibbs の相律の記事を 日本語 Wikipedia で読んで、『へっ?』と思った。

 なお、相律を相図における幾何学的法則とみれば、三次元におけるオイラーの多面体定理に対応することがわかる。

ギブズの相律 - Wikipedia
対応することがわかるのか?ホントかよ?!って思った。多くの場合、相図は二次元での図解であり、つまり平面図形。どこをどうすると多面体と関連づくのかさっぱりわからない。『二次元図形だと、オイラーの式の右辺は1じゃないの、裏表数えるの?』みたいな方向に迷走。こういう時は英語版のwikipedia を!って確認したけど説明はない。

この手の話だと『EMANの物理学』であれば解説があるかも!と思って探したところギブスの相律の導出方法の解説はあったが、オイラーの多面体定理との関連についての解説はなかった。

 闇雲な調べ方になるけど致し方なしと "thermodynamics gibbs phase rule euler" ってなワードで検索をかけたところ、物理学関連のGoogle Group でIs Euler-Descartes distantly related to Gibbs' phase rule?ってまさにそのものずばりの書き込みを見つけることができた。冒頭に

[[Mod. note -- This posting seems somewhere near the edge of our charter's ban on "excessively speculative" discussions, but I'm approving it in the hopes of illuminating discussions. -- jt]]

って書いてある。Off topic に追い遣られることなく生き残らせて呉れたモデレーターに感謝。

 この遣り取りを読み進む。1979年に何やらドイツ語で論文が出ていることと、1990年に英語で別の論文が出ているらしいことを知る。

 後者は英文専門誌に掲載されているのだが、T. P. Radhakrishnan "Euler's formula and phase rule" ; Journal of Mathematical Chemistry December 1990, Volume 5, Issue 4, pp 381-387で論文の概要を確認できる。最初の2ページだけならタダで読むこともできた。過去、相律側の変数の組に対応する多面体が無い例なども指摘されていたことなども書かれていた。当該論文では、グラフ理論を使いなにやら説明を組み立てている模様。本論は3ページ目以降で展開されるようで、展開の詳細は判らず仕舞。俺自身グラフ理論がわかっちゃ無いので四千円払って中を読んだにせよ、すぐ理解できるとも思えない。ということで買おうという熱意は今のところ無いまま。Springer だから一般人はアクセスできないかもしれないけれど、それについても未確認。

 日本語 Wikipedia に書かれた『幾何学的法則とみれば』は初等幾何でなんとかなる直截な議論の範囲を超えるということが解ってとりあえずケリが付いたかんじ。


 まったく違う例ではあるが、金色が数多の金属光沢と異なることや水銀が常温液体であることが相対論効果のあらわれだ!と言われたのと同じくらいピンとこない話だった。相対論効果も相律と多面体定理の関係も、故あってなのではあろうが...。

2013年11月5日火曜日

借りている部屋の蛍光灯が壊れた

 入居してからはや五年半。一年に二箇所ほど修繕を要する箇所が現れる。昨日は照明器具が壊れた。蛍光灯を使っているはずだが、予兆となるような点灯時の遅れやチラツキもなく、ジッーっと音がして灯りが消えた。

 カバーを開けてみたところ、グローランプは無くインバータ式云々と書いたコントロールボックスが有った。「消え方からしてコイツが壊れているんだろうな。蛍光管を替えても無駄だろうな。」と思いつつも確証はなく、蛍光管(計六本)を購入して差し替えた。予想に違わず点灯しなかった。

 本日、管理会社である不動産屋に出向いて事情を説明した。「大家に許可を取ってからとのこととなるが、やらないわけにも行かなかろう。出入りの電気屋に頼むので、修理見積もり以降の詳細についてはその電気屋と詰めてくれ。」みたいなことを言われる。ここの不動産屋のおっさんが入ってきても役に立ったためしはないので、それはそれでよし。

 不動産屋に直接出向いた甲斐もあって、その場で電装屋との連絡がついた。状況を説明したところ、こんな情報を得た。

  • インバータ式が壊れたとなると一般的な耐久年数からしても交換部品が無いかもしんない。
  • 器具自体の総取り替えになる可能性が高く、最近だとLED証明を使うことになる。
  • LEDの照明装置だと角型は扱いがなく丸型になる。現行の照明器具の形が角型だと、天井についた跡が(大家の視点で)問題になるかも。

 現在の照明器具が角型の筐体で半埋込み式になっていることを伝えたところ「あー」ってな応答があった。面倒なのに当たったと時に思わず漏れ出るような「あー」であった。

 おれのほうも、蛍光管が無駄になることがほぼ確定で「あー」である。

 この件、続く。来週半ばに電装屋が下見に来ることで調整。


 その後

 14日に電気屋が来た。何か検査装置でも使うのかと思ったが、(1) 新品の蛍光灯が点かないこと、(2) 常夜灯は点くこと、を確認したうえで、インバーターに貼ってあるシールで製造年月を確認してインバーターの故障と判断したらしい。中の配線を撤去して、丸型の照明器具を入れるという改修方針であった。俺に許可を求められてもなぁ...と思ったのだが、まあそれでお願いしますと応じた。

 翌週月曜に交換品が揃ったと連絡があった。週の後半に修理してもらうつもりであったが、早いところ片付けたいという修理屋の意向で(俺が暇なのもあって)、火曜に実施。蛍光管のアダプタや配線を全部取り払い、新たにソケットを付け、そこに直径50cm ほどのシーリングランプを付けた。シーリングライト本来のカバーはつけずに、もともとあったカバーをつけて完成。

 LED照明について、興味があっていっとき調べたことがある。利用者のナニコレ感漂うレビュー - 明るいのは照射方向だけで屋内照明器具としては不向き -とか電球型のものは筐体に熱が篭って熱で素子を壊すことがある - といた例を見かけ、電球を LED照明 で置き換えることを断念してもいた。電気屋語るところによれば、家庭用屋内照明器具としてはこの二年でずいぶん進歩したとのことで、交換後の照明には懸念していたような照射方向だけ明るい - ということもなかった。結果としては非常に満足。

蛇足 - 浴室ファン

 電気屋が見積に来た時に、最近異音を立て始めた浴室のファンについても診てくれるよう頼んでみた。ハウジング自体に錆びが広がってるので交換時期だろうという診たてであった。照明器具とあわせて管理会社に要交換と伝えておくとのことだった。照明と同日に入れ替え。こちらは問題なく動いている。

 浴室のファンは半年ほど前に異音がひどく。応急手当をしたことがある。その際、ファンに黒く泥状にこびりついた汚れを綿棒で掻きだし、軸に潤滑スプレーを軸に吹き付けたのだが、交換時にこの話をしたところ、(結果的に問題なかったにせよ)それはやるべきではないと指摘された。質量の偏りができて軸への負担が増えるだけだから、掃除するなら全面的に汚れを落とせる高圧蒸気による洗浄でもないとダメ。綿棒で汚れを掻き落とすのは不適切とのことだった。うかつだったと反省。

2013年10月23日水曜日

EEEBox EB1021 を半年使ってみて

総括

総括としては銭失い的な何かであった。

 私用パソコンとして 5月に EEEBox を就役させた。アウトレットで買った機体のHDDをSSDに差し替え、メモリは8GB に変更。通常使う分には問題もないはずと思っていたのだが、事業用(法人として買った仕事用の)ASUS UX31E と比べ、かなり見劣りがする。そんなに違わないだろうくらいに思っていたが、予想に反して雲泥ってなかんじ。

 先代の私用パソコン Thinkpad X200s と事業用の持ち出しマシン Acer 1410 、これにUX31EとEB1021の四台を比べると、EB1021はX200sを下回り、一番非力だろうと思っていた ASPIRE 1410とどっこいどっこい - というのが体感である。

 これら四台のパソコンについてWindows エクスペリエンスのスコア、内蔵されているCPUとメモリの状況を下表にまとめた。いずれも Windows7 SP1 (64bit) マシンとしてあるのでスコアを比較しても問題はなかろうと思う。

ASUS ZENBOOK
UX31E
Lenovo Thinkpad
X200s (7465CTO)
ASUS
EEEBox EB1021
Acer
Aspire 1410
プロセッサ 6.9 5.7 3.9 3.9
メモリ 5.9 5.8 4.9 4.8
グラフィクス5.64.13.73.2
ゲーム用グラフィクス6.33.45.53.2
プライマリハードディスク5.95.97.25.8
CPUIntel Core i7 2677M Intel Core2Duo AMD E-450 Intel Celeron SU2300
MEMORYDual-channel DDR3
665MHz 4GB
Dual-channel DDR3
531MHz 8GB
DDR3
667MHz 8GB
Dual-channel DDR2
398MHz 4GB

X200s と ASPIRE 1410 のディスクはハードディスクで、X200sには(まったく流行らなかった) Intel Turbo Memory 用の半導体ストレージを組み込んである。

 ZENBOOKのディスクのスコアなどは、ハテ?と思うのだが、それはさておき...

 体感上、EB1021はASPIRE 1410 といい勝負と書いたが、DISK I/O とは余り関係のなさそうな処理での応答の悪さが目につく。たとえばブラウザのレンダリング完了待ち、それ以外のアプリケーションでも画面の書き換えが遅い。使ってみるに EB1021 に対する俺の評価は『極めて不満』である。いつまで経っても私用パソコンの置き換えが進まない。EB1021はファンレスであるせいだろうか、CPU温度も上がりがちである。X32, T60p, T61p と発熱には悩まされた Thinkpad ではあるが、X200sは打って変わってであって、むしろぬるめですらある。A1410 のCPUはさすがに発熱が抑えめになっており、特に負荷をかけていない時の温度は一番低い。負荷をかければ急に熱くなるけれど。


EEEBoxは、CPUの非力さやDual-channel 非対応を考慮せず、「最新だし、仮想マシンで運用できるだろう」くらいに思っていた。実際にそのような準備もしてあるのだが、物理マシンのスコアが上のとおりで、その上に仮想マシンを置いて使おうという気にならないほど応答が悪い。

 本体だけでなく、増設メモリ、換装SSD、 DSP版Win7 に金をかけたわけだが、結果としては失敗であった。静音であるには違いないので、用途次第では...なのだろうが、自分の目論見からは大いに違っていた。

 これらの中で言えば、USB2しかないわ DDR2 だわでなんともなぁと思っていた ASPIRE 1410 がことのほか良かったように思う。キーボードのタッチ感はいただけんのだけれど。


 ってな記事を書いた後に、Lenovoの中古の専門店からの広告を目にした。X201sを2割下げると書いてあった。筐体サイズにしては画面がでかくてありがたいのだが、毎度のごとく中古の割には強気の価格設定だなぁと思った。いわゆる美品相当のものが出まわらないのも特徴的。半額だったら買うけれど...という水準ではある。

部分入れ歯と再手術

 数年前から右上が部分入れ歯。二年ほど前に金具を掛けている歯を抜歯することになり、それ以来二代目を使っていた。二ヶ月ほど前に一番奥にあたる部分が割れた。ここ二ヶ月ほどかけて三代目の就役となったのだが、骨が隆起して歯茎の肉が薄くなっている部分にあたって、噛み込むと痛い。初回調整で直してもらったが、まだ少し痛む。

 担当の歯科医師にどうしたものかと問うてみた。「あたる箇所をこれ以上薄くするとまた同じ箇所で義歯が割れる。あたる箇所を切開して下にある骨を削る手術をすることになる。」という答えであった。対処法は合理だと思う。だが、自分がその手術を受けるとなると、いささか以上に腰が引ける。

 今回手術をしたにせよ、使い続けるうちに強く当たる部分の歯茎が痩せる可能性や加齢による影響もあって再発し、ふたたび切開して骨を研削する可能性もある―とのことであった。今回削ればそれで終わりということでもないとのことでもある。その分、余計に腰が引ける。

 現在の担当の歯科医師が言うには、俺は噛み合わせが悪いうえに、(歯のヘタリ具合からしておそらく)噛む力が強いのだともいう。それらの相乗効果で余計にいろいろ不具合が出る―という説明をしてくれた。

 歯ぎしりがひどいはずだとも言われたが、一人暮らしであるうえに、ここ十年以上にわたり寝床を共にした者もない。歯ぎしりについては確認できないままである。

 成人してから30年の間におそらく10人強の歯医者に診てもらったと思うのだが、『噛み合わせが悪い』『噛む力が強め』と指摘したのは彼が初めてである。それが適切な診断であるにせよ、今となってはどうしようもない感じではある。

2013年10月22日火曜日

Everything File Search が Windows7 で空のリストを返す。タスクスケジューラでの起動に変えて解決できた。

2013-11-09 追記

 以下の対応で Everything をログイン時に起動させた場合に

  • 『ようこそ』画面の後、デスクトップが正しく表示されず、のっぺらぼうのままかタスクバーだけしか表示されず、explore.exe がイベント AppHangB1 を残してクラッシュする。
  • 起動とログインを繰り返すと問題なくデスクトップが表示され、障碍はランダムに発生するかのように見える。

といった症状が発生する場合、セーフモードで起動後、Everything のログイン時の起動指定を解除することで障碍は解消するかもしれない。(障碍原因の切り分けと再現性の確認は2013-11-09時点で取れていない。) AppHangB1 でウェブ検索をすると、対処例を見つけることができる。幾つかの記事の内容を確認したが、つまりは、explorer.exe 起動時に実行されるプログラム(シェル拡張等)の干渉によるクラッシュであるとして対処法が示されていた。


概要

Windows7 において、Everything File Search で "Start Everything on system startup" を on として運用開始した場合、特定のドライブに格納されたファイルを検索できないことがある。

 タスクスケジューラーを使い『ログオン時に管理者権限で実行されるタスクとして定義する』ことで、ファイル検索ができるようになった。

実施手順については "Windows7 管理者権限 スタートアップ タスクスケジューラ" といったキーワードでGoogleから探し出すことができるが、留意すべきは、

  • 『全般』タブでの管理者権限での実行指定
  • 『トリガー』タブでのログオン時起動指定
  • 『条件』タブでの電源種別による起動抑止指定(の解除)

といったあたり。


状況

 ASUS UX31E。外付けHDDを一台つけ半ば固定機のように使っている。OSは、Win7 Pro SP1 (64bt). プリロード版 Windows7(64bit) Home を anytime upgrade で Professional としてある。

 あるファイルを探す必要があったので、XPでも使っていた Everything(http://www.voidtools.com/)を使うことにした。インストール後最初に起動したときはUACのポップアップが出たが、特段の問題はなく検索できた。以降使うために Everything のオプション [General] セクションの "Start Everything on system startup" を on に指定しておいた。爾来、常駐プログラムとなった。

 後日、Everythingを再度利用したのだが、検索結果が空であった。空であるのは、組み込みのSSDに対してのみで、外付けHDDをについては検索結果を返す。作業用のユーザーは Administrators グループに加えてある。

 Everythingの本家のサイトのFAQ" その 5.Troubleshooting - 5.2. The result list is empty" の項を読む。そこに示された手順のうち、USN Journal 関連の指定ができない。検索できないドライブについては、Everything の Index の設定のうちの Setting for < drive_name > のペインにある Enable USN Journal のチェックボックスが外れているだけでなく、チェックボックス自体が dimm 状態になっており、触れる事もできない状況であったからである。

 当初、権限周りの可能性も考えた。しかし、初回はうまく動いたし、Everything の代替として FileSeeker 3.1.1 を使えば、存在するファイルの検索は可能。一方、Everthing 導入後、SSDに関するチューニング(「Windows7をSSD で利用する際に遣っておけ」的チューニングの類)を実施しており、ドライブごとのインデックス指定の設定(コンテンツにもつける・つけないのアレ)や Windows Search を更新の抑止したりもした。そういった経緯から『SSDには不要な・非推奨の処理の抑止』のどれかが干渉しているのかとアタリをつけ、試行錯誤を繰り返した。(結果としては無駄足だった。)

 コマンドラインツールの FSUTLで、USN Journal へのジャーナリングが行われていることを確認するに至り、やはり UACかと考えを改める。起動時の管理者権限実行について再度検索し、その手の how-to 記事を見つけた。そこに指定されたとおり、タスクとして定義たうえで起動時(今回はログオン時)に管理者権限で実行する属性を与えることで、正しく動かすことができた。

2013年9月29日日曜日

TOEIC 受験と怠惰であることの再確認

資格・試験 と これまでの俺

   ハローワーク訪問の後に考えた。「次」のためには、職業訓練なり何らかの資格取得が必要だろう-と。もともと資格取得に熱心ではなく横着でもあった。必要性もなかった。今となっては大学院の頃に(つまりは四半世紀以上も前のことになるが)危険物取扱者の資格取得をしなかったことが悔やまれる。

 これまでの生業 - 情報技術系のそれであるが、2005年だかそこいらにマークシートだけだからと情報セキュリティ管理を取り、同じ頃CISMの試験も通った。後者はPDE取得が邪魔臭い。セキュリティ関連の仕事を請けるようになってからでも..と思っているうちに五年が経ち、資格取得期限を過ぎてしまった。その前の2003年ころには技術士(情報工学)の一次には受かったのだが、能率協会あたりの指導コースで悪筆を酷評されたことを契機になんらかの論文をでっち上げるのも面倒だと放擲してしまっている。

 いずれにせよ、ITの系の資格では「今後」の役には立たないように思うので、それはそれで良し。しかし、もっと早く次を考えていればと悔やんではいる。2006年に老眼を自覚するようになっていたが、その後、左右の目でピントを合わせやすい距離の違いが顕著になり本を読みすすめることに支障を感じるようにもなっている。加えて、ここ二年で随分頭が悪くもなっている。いちどに扱える事象の量が減るとか、スピードが遅くなってもいる。集中力がない、しばしば早合点、錯綜気味の説明 - と、もともとのダメさに加えて、そういうことが起こっている。その前に手を打てば..とおもったが後の祭り。

どこに向かうと決めかねてもおり

 ハローワーク訪問の数日後、8月の18日に TOEIC 試験を受けることにした。どこに向かうと決めかねてもおり、一番ハードルの低そうなところで試してみるか-と思ったためでもある。本日9月29日が試験日であった。前回は1993年末の受験であり、二十年振り三回目のTOEIC受験である。前回の内容はよく覚えていない。東京水産大学で受験すべく品川駅からちんたら歩いたことを朧に覚えているだけである。

 蛇足:案の定というべきか、先月半ばからすでに一ヶ月も経っている現時点でまだ考えあぐねている。これまでの人生で、積極的に狙って何かして碌な結果になった試しがなく、適当に巡り合った何かのほうが得てして良い結果でもある。はたからみて、真剣味がないということになろうが、まちぼうけの話 - 守株待兔 - のほうが良いんでないのかな?という気はしている。いわゆる茹で蛙状態ではある。

試験にどう取り組んだか

 本題つまり試験にどう取り組んだか - であるが、やる気があったのは参考書を買うあたりまでであった。ウェブで申し込んだ後、amazon で公式問題集と書評のヨサゲなもう一冊を購入した。そのあたりでやる気終了である。

 公式問題集を開いたのは実に試験二日前のことであり、それも斜め読みしただけであった。正直言って買わずとも良かったと思う。もう一冊の方は一週間くらい前に開いていたが、最初の二章を読んでしばらく放置。一週間くらい前にいやいやながら Part3対策を半ばまで読んでまた放置といった塩梅であった。

 出題形式や時間配分への“慣れ”の形成。反復練習による知識定着-を以って得点の向上に資する目的で入手したはずなのだが、まぁ良いや、対策しなきゃしないで、as-is がわかるわけでそれはそれで良し - などと言い訳めいたことを考える次第である。加齢による馬鹿化が進行していることを直視せずという塩梅であった。尤も、小学生の頃から「夏休みの宿題は始業式の二日前から始めて始業式の翌日か翌々日に遅れて提出」であるが..。

試験は…

 受験会場は國學院大學の渋谷キャンパスであった。特段コレということもなく到着した。

 前半の聞き取り。集中力が切れて聞き取れない例が六回ほど、聴き取れた!と思ったものの選択肢のどれひとつとしてピンとこない例が四回ほどあった。後半の読み取り。読み取り最初の Part5 がなかなか進まない。何度も同じところを読み返してしまっていた。予め時間配分を確認してもいないのに、なぜか「このペースだと多分読み取りの 2/3 も埋めらんない」と直感し「考えるな。感じるんだ。」みたいなノリに改めた。

 ノリを変えたところ、Part6 を終えた時点で『あっ?思ったより早めかも?!』と認識。Part7 終了段階で『そうでもなかったか』という状態となる。Part8は最終課題の第二問目あたりで何度も行ったり来たりして、『あー、終わんねぇ』と思っていたのだが、最終問が簡単そうに見えたので、そっちからマークし始めたところ、幾分時間の余裕ができた。結果として七分余って全問のマークを終了。残り時間をマーク漏れ、二重マーク、塗りムラのチェックに充てて終了時刻を待った。終了後の退席が可能かわかっていないのだが、少なくとも俺が受験した教室では試験終了時刻以前の退出者は居なかった。

試験会場を後にして…

 ひとつわからない単語があった。受験会場を出たあたりで android 端末を使って調べようとしたのだが、電池切れだった。予備として持参した小型電子辞書も電池切れだった。Android 端末は本来 sleep が効く設定のハズだったのだが、切れていた。ねぐらに帰ってBattery Mixの履歴で確認したところ試験終了前に残量0に至っていた。小型電子辞書はいつもの使い方であれば、満充電後数ヶ月は保つのだが、確かに今回は随分久しぶりに使ったからなぁと思う。参考書入手以降のグダグダっぷりを総括するにはふさわしい〆だったように思い、思わず嘲いが漏れた。

 試験結果であるのだが、存外できた気がし800-840点あたり取れたら良いかもと思っているので、実際には700-750点くらいだろう。今後の資格取得のための勉強-受験のモデル足り得ぬ仕儀であったことだけは確認できた。


2013-10-26 追記

試験結果を本日拝受

 本日、試験結果が郵送されてきた。どこかで返送までに五週間って読んだ気がするのだが、試験日をいれて、まる四週間であった。二十年ほど前の受験結果は、地方税の確定通知よりもまだ細いスリップに印刷されたものだった気がするが、今回はA4一枚に印刷された認定証なるものになっており、9月末のテストの結果と認定証の読み方を記した両面印刷のA4の紙と A4の 1/3 の長3定形封筒のサイズの両面印刷の広告が二枚同封されていた。

郵送された結果から

 スコアを見ると、『存外できた気がした』というのがあたっており、Listening 450, Reading 440 ということで、計 890点だった。スコアとは別に、能力区分 (ability measured) ごとの正答率(percent correct of abilities measured) だろう指標も印刷されていたこれについては後述する。

 現時点では受験者の平均は併記されているのだが、分布がわからない。結果が表示されるだろう公開テスト 平均スコア・スコア分布 一覧にはまだ第183回の情報は公開されていなかった。

 結果について記した紙を読むと、第183回公開テストの受験者総数は約 128,000人となっていた。前述のサイトの掲載情報によれば、昨年九月は122,400人ほど。ここ一年で見ると少ない時には5万を切り、多ければ15万を超えるという受験者数である。団体受験はどうだかわからんのだけれど、ネット申し込みの受験料は5565円であった。今回一回の開催でで 6-7 億円くらいの売上があったわけか...と思うと。大したもんだと思う。他のテストもあるから、年商100億弱といったところだろうか、あるいは周辺ビジネス込だと200億に迫るのだろうかなどと思ったりした。

ability measured と ercent correct of abilities measured

 まずは聞く方。カラムヘッドが英語なのに区分が日本語なのは原資料に準じた対応。

ABILITIES MESUREDPERCENT CORRECT OF ABILITIES MEASRURED
受験者平均
短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推定できる 72 95
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推定できる 70 95
短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる 78 89
長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる 62 87

 分布も相関もなしで『平均』だけでの乱暴な議論ではあるが、「短い会話のほうで、要点等々のほうが詳細よりスコアが悪いってどういうことよ?」って思った。『平均的』な受験者であれば七割方程度の理解ということか。俺については、『集中力が切れて聞き取れない例が六回ほど、聴き取れた!と思ったものの選択肢のどれひとつとしてピンとこない例が四回ほどあった。』わけで全百題だから、自分の感覚に近かったたことになる。いつものことだとケアレスミスがあって更に一割減くらいになるのだが、ケアレスミスがなかったのか、たまたま、二重に犯した勘違いと相殺されたかなのだろうかは判らぬまま。

読み取りはこんなかんじ

ABILITIES MESUREDPERCENT CORRECT OF ABILITIES MEASRURED
受験者平均
文書の中の情報をもとに推測できる 55 94
文書の中の具体的な情報を見つけて理解できる 55 94
ひとつの文章の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる 53 88
語彙が理解できる 63 87
文法が理解できる 65 83

 語彙が理解できるってのはいささか妙な表現でもあるが、与えられた語彙の x % を理解できたという意味にでも採ったら良いのだろう。複数の文書間でちりばめられた ってのも で じゃなくて に だろうと思うのだが、まあそれも良しとしよう。それよりなにより、読み取りテストのスコアが聞き取りテストのスコアより低いということは意外であった。

 普通に日本で暮らしていれば、英語を聴く機会と読む機会を比べれば、読む機会がまだ多い筈。だから読む方に慣れても居るし正答率も高かろう-と長らく思っていた。思い違いだったふうではある。読み取りテストの指標のうちの前三つは後ろの方に配置された問題群に強く関連していそうな特性ではあって、一方、試験時間は制限されている。それゆえ、最後まで辿り着けなければ前三者のスコアは低めになるのは当然という気はする。が、語彙・文法のレベルで結構取りこぼしているというのは驚きではあった。

 TOEIC レベルの英語で、書いたモノ渡しても、三割方以上は取りこぼしているじゃん!ってことだとすると、「何年英語教育をやりゃ済むんだよ?」って思った。日本の英語教育がTOEICに対して最適化されるべきとは思わないが、もうちっとなんとかならんかね。俺も結構取りこぼしてはいるけど。

 俺のスコアは、語彙・文法の正答率より文意の推測の正答率が高い。あてずっぽうがあたった可能性は否めず。読み取りセクション開始後、最初のPart5で「考えるな。感じるんだ。」に改めてもいるのでそれが反映されたのかもしれない。が、確かめようはない。

 TOEIC のスコアはこれらの加重平均ではなく、総受験者の分布を踏まえて各セクション5-495点、総合で10-990点に再配置するようにスコアリングするらしい。だから、試験直後に『存外できた気がし800-840点あたり取れたら良いかもと思っているので、実際には700-750点くらいだろう。』と考えたのは、誤解に基づいた推定であった。正答率が...というつもりで八割から八割半ばという気がしており、生まれながらの早合点によるバイアスが概ね一割強と判断して、七割から七割五分くらいだろうというつもりであった。今回はケアレスミスがなかったのか二重に間違えたか当てずっぽうが当たったかで相殺されたかは定かではない。

おまけ 183回テスト結果・配点

Listening Reading Total
最高点 495 495 990
最低点 5 5 10
スコア平均値 318.9 258.9 577.8
標準偏差 86.4 94.0 172.0

標準偏差を算出してあったけれど、Listening の平均値などはかなり正解率の高い側にあるわけで、正規分布ってことはないだろう気はする。

ということで

 あまり文句も言われそうにない得点となった。たぶん二度と受けることはないだろう。ここから先はTOEIC に特化した対策と訓練が必要であろうし、そういった対策や訓練が、実務・実用の面からして、読む・聞くの二割取りこぼしというのを効率よく改善するとも思えない。直近で英語を使う予定もない。実際問題、この一ヶ月に英語を読むのが面倒くさかったり意味が判らなくて放擲したりということも何度かあったし、未だに英字新聞の類を読むことには困難を感じるレベル。

 それより何より、勉強しない→手痛い結果!→なんとかせなば!とはならず、ヌルい結果になってしまった感はある。実質的には二割がた取りこぼしているわけだけど文句言われないスコアというのは俺の怠惰をそのまま飼っておくには充分なレベル。

 今度こそはちゃんと勉強しなければならない試験、ちゃんと合否判定のある試験を...というところなのだが、何を受ければ良いのやら。

 

2013-11-06 追記

前掲のURLに得点分布が掲載されていたので、得点の階級と階級ごとの頻度をグラフにしてみた。実際の分布を棒グラフで、公表された平均点と標準偏差の正規分布の想定を折れ線グラフで描いてみた。

 こんなかんじ。正規分布には遠く、聞く方も読む方もいくつかの『塊』(あるいは『壁』)があるみたい。聞く方だと、ほぼ満点という領域にそこそこの大きさの塊がありそう。

2013年8月28日水曜日

Thinkpad X32 に取り付けた SSD の不調と故障。結果どうにもならず。

 Thinkpad X32 に Hana Micron の 32GB SSD (モデル H2PM032G-00) を突っ込んでWinXP SP3で使っていた。28日に起動を試みたところ、NTLDRが見つからぬというエラーで起動しなかった。ディスクをUSB接続可能な外付けHDDケースに移し替えて別のパソコンで確認したところ、未署名の128GBディスク扱いになっていた。壊れた模様。SSDの命数が費えたときディスクまるごと逝くということを読み知ってはいる。今回の故障が命数つきてのものなのか、ほかの要因による故障なのか判然としない。が、とにもかくにも、HDDとは違う壊れ方をすることはわかった。

 総稼働時間あるいは総書き込みバイト数を把握していない。ディスク装着が2011年の春。一日のうち 1/3-1/2 程度稼働させておりファクシミリ兼dynamic DNS のレジスト用クライアントとして、また、(立ち上げっぱなしなので作業用メイン機を立ち上げてないときなど)ウェブブラウジングにも利用していた。ファクシミリは一年に一回か二回受信がある程度だった。また、当該のパソコンには電話の近くにおいてあり、作業用のメインPCからはリモート接続することがほとんどであった。ついでに言えば、SSD用の様々な調整はPREFETCHを切ったくらいであった。

 起動できなくなる直前の状況は『あ、やばそう』というものではなかったが、HDDとは違うわけで、何やら予兆を把握しておきたいところではある。

SSD故障の予兆(かもしれなかった)こと

 振り返れば『あれが予兆だったかもしれぬ』という事象はあった。八月に入ってから、Explorer やファイル操作の類で突然応答が途絶えたので見に行ってみたらパソコンの電源が切れていたということが数日の間に四回か五回発生した。その際、Windows のイベントログにはそれっぽいエラーはなかった。ディスク関係のドライバから出た風情のエラーだけでなく、informational だけが続いているということもあった。暑い日が続いており、当該パソコンの置いてある部屋のエアコンが壊れてもいるため、熱暴走でシャットダウンかなぁくらいに思っていた。

 また、同時期に、マウスクリックやキーボード入力への応答が著しく遅れる現象も起きた。SSDのプチフリーズの類だとは思ったが、いつになく極端だなと思った。これは数日の間、ときおり発生した。これが解消したのちに、前述の突然のシャットダウンが一回あって復帰した。

 antivirus のスキャンでも特段問題は検出されず、何が悪かったかのかくらいに思っていた。二週間ほど普通に動いており、そして突如二度と起動しなくなった―という塩梅であった。

で...

 SSDを使うのであれば、日々のバックアップをどうするかについては考えどころっぽい。メイン機であるT61p ではSSDを使っているが、書けなくなってもしばらくは読めると定評の東芝製にしてある。が、こちらは画面が先に死んだ。突然死を想定してどのようにバックアップを取っていくかは考えどころだなぁと思う次第。

2013年8月15日木曜日

ハローワークへ行く

   職業替えを視野に入れるにあたり、(1)高齢者の求人状況 と(2)利用できる公的支援の二つを知りたくあった。盆休みの時期なら空いているだろうと本日職安に出向く。

 職安への登録と相談窓口で概況と職安の支援について聞いてから職業訓練の窓口で支援の概略を聞く。

求職・求人の概況

 窓口は45歳を境に分かれている。対応して呉れた担当者は、本日偶々45歳以上の求職者(つまり俺)の説明についたが常々は45歳未満の求職者への対応をしていると自己紹介をした。統計になっていない『温度感』窓口担当者から聞き出すというつもりでいたが、あてがはずれた。現時点で他に拠り所もない。おおむね合っていると思うことにする。概略以下のとおり。

  • 50代くらいでも前職の経験を踏まえての職探しが大勢を占める。
    • 全体感として年齢が上がるほど求人は減り、50代の求人は正直言って少ない。厳しいといってもよいいレベル。
    • そういったなか、求人側と求職側の双方ある程度の満足が行く雇用は『起業間もない法人が求職者の経験・前歴を評価して契約社員として雇い入れる』というかたちで成立するものであるが、そういう双方ある程度の満足が行く事例はきわめて稀である。
  • 求人側が35歳を超えると正社員で雇用するところは少ない。正社員ではなく契約社員での雇用を条件とするか、派遣社員として雇い入れるものと考えてよい。
    • 契約社員でも(パートタイマーでも)所定の労働時間を超えれば社会保険や厚生年金の対象になる。
  • 前職がホワイトカラー系で、その経験と関係ない職種で就職するとなると、現業の軽作業の類(清掃、警備・保安、調理の洗い場作業、物流軽作業、といった職)に限定されると言ってよい。

 現業の軽作業のうち、特定の職種では求人倍率が 4 程度 - つまり一人の求職者に四件の求人があるとの話もあった。窓口担当の説明はなかったものの、市場が拡大中というわけでもない筈であり、それだけ皆が遣りたくない・就労しても定着しがたい仕事なのだろうと理解した。

 ハローワーク品川で職探しをする際、同署で登録された求人情報だけでなく国内すべてのハローワークで登録された情報が検索対象となる。求職者の登録や求人情報の登録などの登録については現住所・所在地を管轄するハローワークが対応窓口となるが、求職・求人マッチングでは全国が対象となる。要は、他県で就職口を探すとしても、その県のハローワークに出向く必要はない。

 いわゆるIターン就職のような大都市圏を離れた地方での就労については、その専門の窓口が用意されている。(本日は立ち寄らなかったのでこれ以上の情報なし。)

職業訓練

 以下、職業訓練の相談窓口で得た情報。

一人法人の事業者と雇用訓練

 個人事業を始めて以来雇用保険を払っていない。それが制約になるかと思ったが誤解だった。支援は受けられる。

 ただし、職業訓練は働き口がない人間に向けて行う趣旨であるため、俺のように一人で法人を遣っている場合には、その法人と無関係になっていることが訓練をうける前提となる。つまり、①法人を清算する、②法人は存続させるが代表者を第三者に引き継ぐ(もちろん代表権のない役員としての残留も不可)のいずれかの方式で法人との関係を絶っていないと受講資格を剥奪される―との由。①、②のいずれの対応をとらぬまま受講をすると詐欺として刑事罰!…という例はないものの、発覚段階で即座に受講資格は剥奪される―とのことであった。(実際にどのような形で剥奪が行われるかは明かしてくれなかったが)、当該事項を証明する書面の提示を求めることはある ― としていた。

 職業訓練は週5日朝から夕方までというスケジュールでおこなわれる。その期間は、三か月、半年、一年といったバリエーションがあるものの、特に中高年は、一年も悠長に構えていられるという例は少なく、三か月くらいのコースをとることが多いとのことであった。また受付期間もバカみたいに長いわけではなく、開講より幾分前の所定の期間に限定されている。(開始月が十月ならば同年の七月下旬から八月中旬、一月ならば前年の十月末から十一月末までが申込期間といった類)その際、開設されている訓練講座のどれでも応募可能ではあるが、定員を上回る申し込みがあれば抽選となる。講座案内に前回の倍率が記載されているので、それを参考にしてほしいとの由。

 ヤッパリコレジャナカッタ/働き口がなかった...ということで就労支援の職業訓練の受け直しをすることはできる。その際、前回の訓練終了より1年以上が経過していることが要件であるとの由。

 都民の受講場所は東京都の職業訓練校(都立職業能力開発センター)か訓練を委託された民間の職業訓練校(いわゆる資格取得の学校)である。最寄りの訓練校で任意のコースを受講できるというわけではなくコースを開設している訓練校へ出向く必要がある。たとえば、俺の棲家からすれば、東品川が一番近い。しかし、造園の訓練を受けたいのであれば、昭島市の職業能力開発センターに通う必要がある。高年齢者(おおむね50歳以上が対象)の6か月間の訓練10コースのうち、単一校で開講しているのが8コース。残りの2コースは2校で開講している―といった塩梅である。コースによっては府中校や多摩校でのみ開講しているものもあり、居所がどこか次第だが、結構な通学時間を要する可能性もある。

 失業者の再就労のため訓練であるためか、訓練費用や交通費の支給制度がある。ただし所定の要件(皆勤の類)を満たしている場合に限って支援が受けられる模様。

 上記の失業者の職業訓練とは異なる訓練 - 働きながらのキャリアアップ支援も行っている。こちらは都立職業能力開発センターが対応しているとこのと。週5日、日中フルということではなく、夜間授業、授業料は自己負担、というあたりが異なる―ということも教えてもらった。

2013年7月18日木曜日

30年近く前のことをふと思い出した

 きっかけとなるようなことがあったわけではないが、ふと20年くらい前のこと、1985年あたりのことを思い出した。

 当時、私は生化学屋の見習の卵といった日々を過ごしていた。ある酵素の活性と物性の測定が本業のテーマであったのだが、当時の私は、与えられた研究テーマとは別に、単量体として産生されたであろう酵素が溶液中で二量体や四量体になる過程に興味があった。

 液相中での酵素の構造や動態をつきとめることは難しくあるのだが、結晶化させた酵素から分光学的に決定した構造をもとにしたモデルをもとにした議論はずっと議論されてきており、条件を変えて作成した酵素結晶から、金属錯体を構成すると構造が変わる例や、ある分子鎖を別の酵素が切断すると新たな構造に変わるという例が明らかになっていた。結晶化条件をもとに酵素の活性中心の形成については、錯体形成や物理形状の変化が影響しているといったモデルが提示され、それをベースに、たぶんほかもこういう格好ってな議論がされていたように記憶している。多量体の形成については、電気双極子の影響として語られることが多くあったのだが、周りにはランダムに配向した双極子 - 水分子・ないしは水分子クラスタががワラワラ有る筈だし、軸状のものがペアになるだけではない。何か違う近距離力が働いて多量体を形成するだろう気がしていた。

 専攻基礎教育での分子間力や分光学の話を聞きかじってはいたせいだろう。四極子以上の多極子が多量体の最終的な位置合わせに少なからず影響しているだろう気がしていた。活性部位の構造変化の類の機序で多量体が組まれるとすれば、それ以上に大がかりな蛋白質生産の機構が必要な筈で、有って悪いとは言わないが、無いんじゃないかなと信じていた。

 もし多極子の影響が相応のものであるならば、磁場をかけた空間で特定の電波を照射すれば分子の方向が揃うのではないか、そして、揃うことで、液相中の構造が、分光学的に露わになるのではないか。そんなことを考えていた。常温の水溶液系で分子を揃えることができればスゲーんじゃないか。そんなスケベ根性はあったと思う。

 そういった考えをまとめ、ある日、指導教官の教授に相談してみた。先生の伝手でどこかで実験させてはもらえないだろうか・と。指導教官は「着想はおもしろい。しかし、君は非常に実験が下手である。一方、君が言っている実験は非常に難しい。悪いことは言わない。辞めとけ。」と言う反応だった。「事実、はるかに易しいはずの本業の研究テーマもろくに進んでいないじゃないでしょ。」という指摘もあった。

 当時の私は「なにくそ!」とは思わなかった。自らあきれるほど実験下手であることは、大学に入学して以来思い知ってきたし、教官の指摘には反論の余地すらなかったからである。

 十年も時代を下れば計算機実験でとりあえずやってみるってこともできあたかもしれないが、当時の私は思いつきもしなかった。


 などということをふと思い出した。今はどうなってるんだろーね。

2013年6月9日日曜日

布団の丸洗い(二回目)

 昨年の11月に続いて二回目の発注。今回は掛け布団二枚のみ。あまり良く考えずに前回同様D社に依頼。電話をかけた二日後には集金とキット(伝票と説明書)を持ってきた。

 伝票を見ると、配送先が前回同様F社であった。割高か?と思ったこともあり、F社の直販サイトを見てみた。前回はD社経由のほうが安い価格設定となっていたが、今回はF社直接のほうが幾分安くなっていた。

 正確な値段を控えておらず前回からどう変わったかわからない。が、現状どおりであるのならD社経由はやめにしてF社直接のほうが幾分安上がりではある。

2013年5月24日金曜日

QNAP TS-119 のディスク換装 - 2.5" SATAディスクは利用可能だが筐体の置き方に制約を生じる。

 考えるところあって、あまり使っていなかった TS-119 も現役復帰させることにした。3.5" の小さ目のディスクを突っ込んでいたのであるが、SATAだから 2.5" でも良いかと思って2.5"のディスクを買ってきた。eSATAの 2.5" ケースを背面のポートにつけて、定期バックアップをする運用なら、それなりの運用もできるだろうと思ってのことだった。

 TS-119 のディスクマウント用の金具は、TS-219P II のディスクトレーとは異なり、2.5" HDDを積むようにはできていなかった。もちろんSATAのソケットは同じであるのだが、ソケットに合わせれば本体を金具にネジで固定することができない。このことを予想してはおいたので、2.5" ディスクを 3.5" ディスクのベイに載せるためのマウンタを購入してはあったのだが、結果としては使うことができなかった。

 QNAP TS-119 では、ソケット位置とマウンタ位置が固定されている。2.5" ディスクでもマウンタの片側に寄せるように設置することになる。一方、買ったマウンタは、3.5" ディスクの大きさの真ん中あたりに2.5" ディスクを載せるものであった。ケーブルでもない限り、どうにもならない。市販のSATAケーブルは TS-119 の筐体に収めるには長すぎる。ケーブルを自作するほどの根性はない。ということで、いままで縦置きにしていたTS-119を特定の面を上にして設置する - という運用でしのぐことにした。なんともしまらん話である。

2013年5月22日水曜日

QNAP TS-219P II 初期セットアップ失敗でログオン不能状態に陥る。パーティションの削除と再セットアップでで解決。

不具合状況

QNAP社のTS-219PII を購入。RAID1のNASとして使い始めるべく初期設定を行ったら、再起動で嵌った。細々経緯はあるのだが、最終的には、こんな不具合ループに嵌っていた。

  1. QFinder で NAS を見つけることはでき、また、シャットダウンや再起動も可能。
  2. NASを起動すると、ポート8080 に初期設定の画面が上がってくる。
  3. 初期設定の処理を一通り行うことはでき、設定後の再起動を行うところにまで至る。
  4. 再起動後現れるべきログオン画面が表示されず、ブランク画面となる。ブラウザは、quick.cgi をダウンロードするかあるいは他のプログラムで扱うかの判断を求めてくる。
  5. 再度接続を試みても同じ。ポート80で接続しようとするとサーバーが接続をリセットしたというようなメッセージを喰らう。
  6. この段階で、できることといえば、QFinder で再起動することくらい。そして2に戻る。

 工場出荷に戻すべく本体背面にあるリセットスイッチを長押しし、2回のビープを得て(初期化されただろう筈で)も、何も変わらない。

 

その他些末な情報

  • ファームウェアは付属CD収録の v3.6 ではなく、QNAPサイトで最新とされている 3.8.3 をダウンロードして利用した。
  • ディスクは東芝の3.5" HDD。型番は DT01ACA200でQNAPの TS-219P II に対するディスクの推奨型番一覧に明記されているものを選んだ。

QNAPのサポートと再試行

オンラインサポートフォームでの障害報告

 ざっとFAQやFORUMを見渡したが、同じような症状の記事を見つけることができない。そこでQNAPのサイトのオンラインサポートフォームで障害報告。(フォームのラベルは日本語訳されていますが、障碍内容については英語で記入する必要があります。解決策を求めてこの記事に至った方は注意を。)六時間も経たずして返事が来た。「ディスクのパーティションを削除してもう一回やってみろ。手順はこっちだ。それもまだダメなら連絡をくれ。」みたいな返事であった。

 この指示がアタリで、初期セットアップは完了。稼働にこぎつけることができた。

解決の手順

 示された手順は『ディスクを TS-219P IIのマウンタから外し、USB 接続でのリムーバブルケースの類に入れて Windows 機に接続する。デバイスを認識したら管理者権限でパーティションを削除する。』という手順で解決を図れというものであった。これを実際にやってみたところ、リセットスイッチによる工場初期化後であっても先頭 518MB の領域が確保されたままであった。この領域を削除する作業を2本のディスクについて行った。これらのディスクを再度 TS-219PIIのディスクマウンタに装着し、初期セットアップの作業を再試行。今度はうまく行った。

再試行では...

 またもや障碍がでるかもしれんと思う。障碍報告を英語でやる必要があるので、セットアップは英語画面で行った。最初のセットアップでは、マニュアルセットアップを選んでいろいろパラメータ指定をした挙句前述の『嵌り』に至ったので、今回は auto setup を選ぶことにした。設定時に明示指定するパラメータはNASの名前だけとして(他はそのままとして)セットアップを実施した。

 結果、上記嵌りループの4番目のステップ相当のタイミングでquick.cgi をどうするかと問われることはなく、初期セットアップ完了後のログオン画面に至ることができた。

 ログオンの後、管理画面を開いたところ、RAID1構成とした2本のディスクの同期が始まっていた。1.8TBの同期処理を終えるまでにおおむね7時間弱を要した。同期の完了を待って 不良ブロック (Bad Blocks) のチェックを行った。不良ブロックのチェックには5時間強を要した。期待通り Bad blocks なしという結果であった。

 同期と不良ブロックのチェックを終えてから、最初のセットアップで明示した残りのパラメータを予定していたものに変更した。その上で再起動をかけたところ、望むとおりの設定となり、本格的な作業に着手できる運びとなった。

補記

  •  再試行時に付属CDに収録されたファームウェア (3.6.0) を使おうとしたところ、バージョンが違うから処理できないというようなエラーを喰らった。結局は再試行も初回と同じファームウェアイメージを使ったが、特段の支障はなかった。

嵌りに至った経過

初回設定

  • 初回起動に伴うセットアップ画面の表示
  • パラメータ指定
    • NAS名
    • 管理者パスワード
    • 固定アドレスで運用するための諸設定
    • 時刻同期の指定と対象とする ntp サーバーの指定
    • 不良ブロックチェック
  • 諸設定進行、不良ブロックチェック処理が1時間で10%ほど進む割合で進行する様を表示。30%すぎ、40%前にブラウザのコネクション喪失。
  • ポート 8080 にアクセスし直すも繋がらず。
  • QFinder で探すとDHCPで割り当てられただろうIPアドレスで見つかる。
  • ポート8080に再接続。不良ブロックチェックの進行状況の続き(あるいは失敗)を告げる画面ではなく、再度初期セットアップが現れる。
  • 処理を進めると、以下のパラメータが書き変わっていた。
    • 固定アドレスとするかDHCPから取得するか否かの設定(固定IP関連の設定(割り当てIPアドレス、サブネットマスク、DNSは維持されており、固定か動的かの指定だけが書き変わっていた。)
    • ntp サーバーと時刻同期するか否かの設定(固定IP関連の設定(対象とした ntpサーバー指定は維持されており、同期するかしないかの指定だけが書き変わっていた。)
  • 上記の書き換えられた設定をもとのとおりとして、再実施。不良ブロックチェックは選ばず。
  • セットアップ処理が進み、再起動まで進行。再起動後、接続喪失。
  • QFinder で探すとDHCPで割り当てられただろうIPアドレスで見つかる。パラメータは再び書き換えられていた。
  • 先に書き換えた 固定/動的アドレス指定と時刻同期指定書き換えられたままとし再試行。
  • 冒頭の不具合ループに突入。

といった経過をたどった。

どの指定が悪さをしたのか、あるいは電源の瞬断でも起こったせいなのか、原因は不明のまま。

2013年5月2日木曜日

EeeBox EB1021 を使い始めた(その3) - SATAディスクへの USB2ポートとUSB3ポートからのアクセス

USB3の御利益は...

EeeBox EB1021 の USB ポートに東芝の CANVIO シリーズの 1TB ディスクをつけ、Crystal Mark 3.02f でI/Oの速さを測ってみた。ついでに内蔵SSDの値も並記しておく。

 

 

測定方法

 

CrystalDiskMark v3.0.2f(13/03/31)による測定。3回試行の平均値で。大きなデータとしては 1000MB のサイズを指定した。結果は以下のとおり

Crystal Disk Mark 3 測定結果 / MB/s
testCANVIO 1TB
USB2
CANVIO 1TB
USB3
CRUCIAL M500 240GB
内蔵
Sequentia Read30.78189.370184.284
Sequential Write30.427 89.362 210.896
Random Read 512kB19.726 33.167 176.406
Random Write 512kB28.019 44.186 202.085
Random Read 4kB0.493 0.500 14.389
Random Write 4kB1.234 1.246 28.924
Random Read 4kB (QD32)0.543  0.554 21.679
Random Write 4kB (QD32)1.246 1.256 64.895

 

CANVIOの中身

 

 CANVIO の中身をCrystalDiskInfo で確認したところ。TOSHIBA MQ01ABD100 を内蔵していた。こんなかんじ。

 

       Enclosure : TOSHIBA External USB 3.0 USB Device (V=0480, P=A006, sa1)
           Model : TOSHIBA MQ01ABD100
        Firmware : AX001U
       Disk Size : 1000.2 GB (8.4/137.4/1000.2/1000.2)
     Buffer Size : 8192 KB
     Queue Depth : 32
    # of Sectors : 1953525168
   Rotation Rate : 5400 RPM
       Interface : USB (Serial ATA)
   Major Version : ATA8-ACS
   Minor Version : ----
   Transfer Mode : SATA/300
  Power On Hours : 24 時間
  Power On Count : 16 回
     Temparature : 36 C (96 F)
   Health Status : 正常
        Features : S.M.A.R.T., APM, 48bit LBA, NCQ
       APM Level : 0080h [ON]
       AAM Level : ----

 

補足

 2010年の10月にNOVACのNV-HS212U3に組み込んだ日立の HTS725050A9A364で、USB2, USB3, eSATA で比べてみたことがある。その時の測定記録はこちらに残してあるとおり。HDD は万一のときの予備として取り置いていたので、それで比較をしようと企んでいた。

 どういうわけか、EeeBox ではNOVAC NV-HS212U3を認識しない。USB3ポートだけでなくUSB2ポートでもダメ。他のパソコンだと普通に認識するのだが...。残念無念。

雑感

 二年半前の測定でもそうだったのだけれど、でかいファイルをどうこうしようというのでなければUSB2/USB3で、さほど差はない風情。普通に業務で使う Excel, Word, Powerpoint あたりの資料だと、(前回の測定値と比較しても良いとすればだが)、7200rpm/16MB と 5400rpm/8MB の違いも、存外小さい。

 「ノートパソコンは発熱と消費電力を考えて、内蔵HDDは原則5400rpmを選べ!」と言われたことがあり、消費電力と発熱低減のためとはいえ7200rpmを選ばないことで多大な犠牲を払っているのかもなぁと思ったこともあったのだが、さほどでもなかったのかもと思った次第。てかひょっとすると消費電力と発熱量もそんなにかわらんのかも...。などと詮無いことを考えていた。外付けディスクでの測定を以て内蔵ディスクの選択を論ずるのは間違いなのかも知れないが...

 とはいえ、「そんなことで四の五の言ってないで、SSDを選べば良いんでないの?」で良いんだろうね。

2013年5月1日水曜日

EeeBox EB1021 を使い始めた(その2) - Win7SP1 Pro導入

 メモリとディスクの換装が終わったので、OS導入に着手。以下記録。

 要点らしい要点も無いのだが...

  • キーボードもマウスもDVD-DRIVEも全てUSB接続なんだけど、特に支障もなくインストールできた。
  • ASUSのサポートサイトで列挙されるドライバ類は、原則最新のモノだけ入れろってことなのか、列挙されたものは時系列に沿って入れろなのか、そういう記述もなくてよくわからん。

 導入したのは上記メモリとディスクの購入時に買い求めたDSP版の Windows7 SP1 (64bit) Pro.


Win7SP1インストール

周辺機器の接続

 EB1021 の筐体には、前面にUSB3 ポートが2つ、上面にUSB2ポートがが2つある。USB3ポートはドライバを導入するまで認識しない模様。インストール作業で必要な外付けデバイスはUSB2ポートにつなぐ。ディスプレイはD-subを使って手持ちのディスプレイに接続してみた。ドライバの懸念もあるが、HDMIポートつきのディスプレイを所有していないことがホントの理由。ということで

  • USB2ポート
    • キーボード (本体付属部品)
    • マウス (本体付属部品)
    • DVDドライブ (手持ちのパイオニア製 DVR-XD09J)
  • D-Sub ポート
    • (四年くらい前のDELLのモニタ)
  • LANポート
    • LANケーブル

 といった感じで周辺機器を繋いでインストール開始。USB2ポートに繋ぐデバイスは最初から認識して貰わなきゃ困るけれど、隔世の感はある。

インストールとトラブル

 プロダクトキーを入力する画面で「ネットワークに接続したら自動的に認証する」ってな感じのオプションを ON として作業を続行しようとしたところ、そこから先に進めず。随分待ってやり直しを促されること二回。このオプションを OFFにしたら"暫く待ってやり直し"のループから解放され、先に進むことができた。以後は支障なく終了。

 とりあえずOS導入は成功した風情であった。しかしこの時点でネットワークへの接続はできておらずASUSのドライバが必要であった。このあたり、T61p の時とは異なりり導入DVDだけではダメであるらしい。となると先の嵌まりループは「ネットワークに接続したら自動的に認証する」ではなく「インターネット接続が確認できていることをインストールプログラムが確認した。このまま自動的にインターネット経由で認証するか?」と誤解したゆえで、本来は「お前(インストール作業者)が接続できていることを確認できているなら、ここですぐに認証するけどどうよ?」と理解せねばならなかった模様。

ASUSのドライバ等の追加

別のマシンを使い、ASUSのEB1021のページでWin7(64bit) を選んでドライバ類を取得する。カテゴリごとに複数のダウンロードがあるのだが、先にも書いたとおりで、導入のインストラクションらしきものがない。

 たとえば、”USB” のカテゴリにあるUSB3のドライバのように “名称が同じでバージョン違いが列挙” されていたり「他」のカテゴリにあるSM Bus ドライバのように “一つしかない” のであれば迷いはない。だが、複数の名前でわらわらある有象無象については、どうすれば良いのかよくわからない。

 ThinkVantageと同じようなノリで、LANドライバを突っ込んだ後にユーティリティの ASUS AI Suite II なり EasyUpdate を入れれば一発解決!-かと思ったのだが、そういう風情でもなく要領を得ず。結局、よくわからん代物については、公開された時系列順に全部突っ込んでみることにした。

 余談であるが、上記のサイトで公開されている BIOSは Ver402 2011-08-23 update という版である。一方、実機に搭載されているBIOSは、ver550 2012-01-03 となっている。これについてもよくわからぬ儘。

 そんなかんじでデバイスドライバの類を導入。ひと通り作業を終えてデバイスマネージャーを使い認識できていないデバイスがあるかを確認。該当するものはなく、成功とみなす。ドライバ導入ができているので当たり前だが、USB3ポート、カードスロット、無線LAN、についても支障なく確認を終えた。普通に使う分にはなんとかんだろ的な確信を得る。

残った不具合など

 ASUS固有の機能として、Fnキー何かのキーを一緒に押して on/off にするような機能があるらしい。Fn+F2 (WLAN), Fn+F5,Fn+F6,Fn+F7 (輝度調整の類)が効かない。ぐぐる先生に訊いてみたが、よくあることらしいので当面は放置。

2013-05-02 追記

 Fn+F2 で無線(と BLuetooth)の On/Off をするのは ASUS のノートパソコンで普通にある機能らしい。Wireless Console なるユーティリティソフトがその機能を担っているらしいことを知る。EEE Box は ノートではないけれど、同じようなもんだろうと思い、ためしてみた。

 結果、上手く行かなかった。上記のリンク先から得たWindows7 64bit 用の Wireless Console 3 のインストールは問題なく終わるのだが、いざ動かそうとすると、エラーのポップアップが現れる。タイトルバーに、"ATK0100 request" とあって、 "You have to install ATK0100 driver" としてあるだけのポップアップであった。

 これを頼りに、 ATK0100 ドライバを捜す。つまりは HotKey の制御用のソフトがないからダメということらしく、Googleの検索結果を頼りにここから最新のものを拾って導入してみた。こちらもインストールでは特に文句を言われることもなかった。

 でも動かない。ASUS Wireless Console のアイコンをクリックしてもプログラムがすぐに終了する。先のメッセージは出なくなったので、ATK0100ドライバが入ったことは確認できていると判断した。

 Wireless Console がすぐ終了してしまうわけだが、Windows のログを見るかいり何かエラーが有って落ちたような記録はない。動かなかった他の HotKey はどうかと試してみたが、以前から動いていたものは動くし、そうでないものはそうでないまま。こちらについても、それらしい障碍記録がログには見当たらない。インストール先のディレクトリを見るのを忘れていた...(が、この記事を書いている段階では既にアンインストール済み。)

 ここまで遣ってダメだったので、アンインストールする。Wireless Console のアンインストールでは何もなかったが、Hotkey 管理は、掴んでいるドライバがあるからなんたらかんたらってなメッセージが出もする。強行したらなんとか消せた風情。再起動後、不明なデバイスはないので、良しとする。

エラーログの方は...

 この時点でシステムログを確認する。エラーは残っているのだが、RDPで繋いだときに、クライアント側に設定してあるプリンタのドライバが無いぞ!ってのと、インストール後外したCDROMドライブが密からねぇってなメッセージが出ていた。不明なデバイスもないし、試行錯誤はここでおしまい。

 ログには、WMI関係のエラーも記録されていた。何かと思って検索したら、ソース WMI、イベント 10、エラー 0x80041003 の遣り取りでTECHNETに記録が残っていた。つまりはエラーだけど無視しろってことらしい。雑な造作だなと思った。

 てなところで初期設定は一旦終了。MSのUpdate で最新のパッチを取り込んでからバックアップでも取るか...ってところで初期設定は終了。

EeeBox EB1021 を使い始めた(その1) - メモリとディスクの換装

 たまたま見つけた ASUS の Eee Box EB1021をアウトレットで買った。 購入後、メモリとディスクの換装およびOSの再導入を行った。以下その備忘。同じようなことを試みようとする人向けの記録。メモリとディスク換装の要点は二つ。

  • EeeBox B202 と同じ手順の模様。
  • PDFカタログだとDDR3-1333 SO-DIMM って書いてあるけど、刺さってたのは DDR3-1600 SO-DIMM だった。 DDR3-1600でも良いのかも。

in short ..

  • Find and follow the procedure for EeeBox 202. it seems to work for EB1021, too.
  • My EB1021 has DDR3-1600 memory modules although ASUS says that they are DDR3-1333.
    • DDR3-1333 memory modules work fine, anyway.

換装対象について

組み込んであったパーツ

 ディスクユニットは簡単に外すことができる。製品には、9.5mm 厚の 2.5" SATAのHDDが入っていた。HDD自体は、Seagate製のST9500325ASであった。

  メモリモジュールとして Hynix製の HMT325S6CFR8C-PB が二枚組み込まれていた。これらは、DDR3-1600のSO-DIMMであった。

買ってきたパーツ

 土日月の連休最後の日であったためか、買おうと思っていたパーツの在庫がない。kakaku.com やら coneco.net で評判を調べるということもせず、まあ良いか的なノリで、買おうと思っていたものと似たスペック似た値段のものを購入した。

  • SSD: Crucial M500シリーズ 240GB
  • メモリモジュール:CFD ELIXIR W3N1333Q-4G 二枚組

 メモリモジュールは確認のための蓋開けが面倒だし..とカタログの記載を信じてパーツを買いに行った。PDF版のカタログには、DDR3-1333 SO-DIMMと記述されていたために、上記のパーツを買った次第。実際に入っていたのは前掲のとおりDDR3-1600のメモリモジュールであった。秋葉原にもう一回いくのも面倒だし動くはずだし..で、そのまま作業開始。

作業

ディスクの交換

 極めて容易。底面(スタンドをつける面)に「ここにディスクがありますよ」みたいな蓋がある。2本のネジを外し、ハンドルを引けばディスクユニットを引き出すことができる。ディスクユニットは、マウンタにHDDをネジ止めしたものであった。“横”から見た画像を次に示す。

 反対側も2本のネジで止めてあり、計4本のネジでマウンタに取り付けてある。M500は 7mm厚であるが、このマウンタにネジ止めをする際にはそのまま装着できた。つまりスペーサーは不要であった。

メモリモジュール(の前の蓋あけ)

 今回の作業で、見当が付かなかったのが蓋開け。他の型番の EeeBox の側板の外し方については随分と記事が見つかる。保守マニュアルへのリンクが張られた記事もある。ところが EB1021に限ると資料がない。結果としては、Eee Box B202 の扱いに準じると考えて良いらしい。なおB202 を持ってないのでまったく同じかどうかは保証のかぎりではない。

 B202については動画がある。EB1021の作業もOpening a Asus EEEBox B202に似たものとなった。実際にやってみたところ

  • この動画では、無線アンテナを外してから作業をしている。アンテナを外す必要はなかった。外しにくく、やらないほうがむしろよさげ。
  • この動画では、簡単に底面から隙間を広げていくことで簡単に側板が外れている。やってみたところ、底面から背面への隙間は広げやすいのだが、上面(USB2ポートの有る側)と前面(スイッチの有る側)はカッチリと嵌っており、作業に難儀した。

という違いは有った。

 底面のネジ受けとツメの有る箇所を次の画像に示す。緑の付箋の位置に底面のネジを受ける穴がある。ツメを引っかける部分は青と黄の付箋の位置にある。青の付箋のところでは蓋の端に、黄の付箋のところでは2mm程内側にあった。この2mm内側にあるツメが外しにくい。

メモリモジュールの交換

 外蓋を外すと金属製のフレームが露わになる。フレームにある小蓋を外せばメモリモジュールのソケットにアクセスできる。

SO-DIMM のソケットも特別仕様の何かというわけではなく、普通のソケットであった。両端のツメを広げるようにして外せばよい。

 

 以上で換装は終了。次はOSのインストール。