USB3の御利益は...
EeeBox EB1021 の USB ポートに東芝の CANVIO シリーズの 1TB ディスクをつけ、Crystal Mark 3.02f でI/Oの速さを測ってみた。ついでに内蔵SSDの値も並記しておく。
測定方法
CrystalDiskMark v3.0.2f(13/03/31)による測定。3回試行の平均値で。大きなデータとしては 1000MB のサイズを指定した。結果は以下のとおり
test | CANVIO 1TB USB2 | CANVIO 1TB USB3 | CRUCIAL M500 240GB 内蔵 |
---|---|---|---|
Sequentia Read | 30.781 | 89.370 | 184.284 |
Sequential Write | 30.427 | 89.362 | 210.896 |
Random Read 512kB | 19.726 | 33.167 | 176.406 |
Random Write 512kB | 28.019 | 44.186 | 202.085 |
Random Read 4kB | 0.493 | 0.500 | 14.389 |
Random Write 4kB | 1.234 | 1.246 | 28.924 |
Random Read 4kB (QD32) | 0.543 | 0.554 | 21.679 |
Random Write 4kB (QD32) | 1.246 | 1.256 | 64.895 |
CANVIOの中身
CANVIO の中身をCrystalDiskInfo で確認したところ。TOSHIBA MQ01ABD100 を内蔵していた。こんなかんじ。
Enclosure : TOSHIBA External USB 3.0 USB Device (V=0480, P=A006, sa1) Model : TOSHIBA MQ01ABD100 Firmware : AX001U Disk Size : 1000.2 GB (8.4/137.4/1000.2/1000.2) Buffer Size : 8192 KB Queue Depth : 32 # of Sectors : 1953525168 Rotation Rate : 5400 RPM Interface : USB (Serial ATA) Major Version : ATA8-ACS Minor Version : ---- Transfer Mode : SATA/300 Power On Hours : 24 時間 Power On Count : 16 回 Temparature : 36 C (96 F) Health Status : 正常 Features : S.M.A.R.T., APM, 48bit LBA, NCQ APM Level : 0080h [ON] AAM Level : ----
補足
2010年の10月にNOVACのNV-HS212U3に組み込んだ日立の HTS725050A9A364で、USB2, USB3, eSATA で比べてみたことがある。その時の測定記録はこちらに残してあるとおり。HDD は万一のときの予備として取り置いていたので、それで比較をしようと企んでいた。
どういうわけか、EeeBox ではNOVAC NV-HS212U3を認識しない。USB3ポートだけでなくUSB2ポートでもダメ。他のパソコンだと普通に認識するのだが...。残念無念。
雑感
二年半前の測定でもそうだったのだけれど、でかいファイルをどうこうしようというのでなければUSB2/USB3で、さほど差はない風情。普通に業務で使う Excel, Word, Powerpoint あたりの資料だと、(前回の測定値と比較しても良いとすればだが)、7200rpm/16MB と 5400rpm/8MB の違いも、存外小さい。
「ノートパソコンは発熱と消費電力を考えて、内蔵HDDは原則5400rpmを選べ!」と言われたことがあり、消費電力と発熱低減のためとはいえ7200rpmを選ばないことで多大な犠牲を払っているのかもなぁと思ったこともあったのだが、さほどでもなかったのかもと思った次第。てかひょっとすると消費電力と発熱量もそんなにかわらんのかも...。などと詮無いことを考えていた。外付けディスクでの測定を以て内蔵ディスクの選択を論ずるのは間違いなのかも知れないが...
とはいえ、「そんなことで四の五の言ってないで、SSDを選べば良いんでないの?」で良いんだろうね。
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